神奈川大学とキナリが受託研究 未利用のゆず搾汁残渣由来エキスの皮膚有用性を検証
神奈川大学化学生命学部生命機能学科の食品美容科学研究室(野嶽勇一教授)は、株式会社キナリとの受託研究として「ユズ果皮エキスの皮膚有用性」に関する研究を進めています。ゆずの果汁を搾った後に生じる残渣から開発された化粧品原料の機能を科学的に評価する取り組みです。2026年4月に開始された本研究を通じ、未利用素材の機能評価や新たな価値創出による社会実装を目指しています。
未利用のゆず果皮から美容価値を科学的に検証
ゆずの加工過程では果汁を搾った後に果皮などの残渣が生じることから、株式会社キナリはこの未利用部分を活用して化粧品原料となる「ユズ果皮エキス」を開発しました。植物由来素材の継続的な活用には、イメージだけでなく機能や有用成分を科学的に解明することが重要とされています。これを受けて食品美容科学研究室では、美容素材としての機能評価を目的とした受託研究を行っています。なお、本研究は化粧品に配合される原料の機能を検証するものであり、現時点で商品の効果・効能を示すものではありません。

活性酸素種の消去や皮膚常在菌バランスの改善を示唆
研究室のこれまでの取り組みにより、「ユズ果皮エキス」から調製した研究用試料が異なるタイプの活性酸素種を消去することが明らかになりました。さらに、皮膚に生息する細菌である皮膚常在菌のバランスを改善する物質が含まれていることを示唆するデータも得られています。活性酸素種が肌トラブルの要因となることや皮膚常在菌が皮膚の健康に関与することを背景に、従来十分に活用されてこなかった素材に新たな美容価値が見出されたとしています。

株式会社キナリが2026年11月2日にリニューアル発売した『草花木果 ゆずオイル』には、この「ユズ果皮エキス」が配合されています。
参考情報
商品の概要および研究室の情報は以下の通りです。
商品概要
- 商品名:草花木果 ゆずオイル
- 発売日:2026年11月2日(月)
- 販売元:株式会社キナリ
- 商品情報:http://www.sokamocka.com/skmc_yuzu

研究室情報
- 神奈川大学 化学生命学部 生命機能学科 食品美容科学研究室(野嶽勇一 教授)
- 本部:横浜市、学長:戸田 龍介(神奈川大学は2028年に創立100周年)
- 研究室Webサイト:https://chembiochem.kanagawa-u.ac.jp/lab/nodake/
本記事は神奈川大学の発表をもとに作成しました。
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