NECネッツエスアイ、消防防災システムの保守専門拠点を再整備し運用開始
NECネッツエスアイは、消防指令システムや消防救急デジタル無線システム、防災行政無線システムの保守・運用サービスの高度化に向け、従来の運用体制を「NECレジリエンスコンタクトセンター」として再整備し、運用を開始した。

同社は2026年4月に日本電気から一部の国内消防防災事業を承継しており、全国の消防機関や自治体向けに24時間365日体制の保守サービスを提供している。なお、承継対象は道府県、市町村および特別区向けの保守事業と、外局(本庁を除く)および地方支分部局向け事業のうちプロダクト開発・製造・サービス提供を除く事業となっている。
消防・防災領域に特化した一貫体制
NECレジリエンスコンタクトセンターは、消防機関や行政からのシステム障害申告や問い合わせ、相談を24時間365日体制で受け付ける専門拠点となる。全国からの連絡を一元的に受けて一次切り分けを行い、適切な担当部門やベンダーへエスカレーションするほか、各拠点と連携して現場駆け付けや障害復旧、修理、点検、システム改善までを一貫して対応する。
また、センター内には専用の障害管理システムを導入し、蓄積された受付データの集計や傾向分析を通じて機器交換や予防保全に活用する。さらに、新旧システムを配備した検証ルームを併設しており、障害発生時には迅速かつ確実な改善検証を行える環境を整えている。
停電や大規模災害を見据えた事業継続対策
緊急時におけるシステムの運用継続を支えるため、強固な災害対策設備が配備されている。
停電への備えとして専用発電機と冗長化された無停電電源装置(UPS)を設置しており、建屋が停電した場合でもセンターの稼働に必要な電源を供給できる。さらに、発電機やUPSが停止した状態でも無給電でフリーダイヤルの発着信が可能な仕組みを備える。
大規模災害対策としては、電話回線が停止した際にも発着信を維持できるよう衛星電話回線を確保しているほか、有事の際には関西(大阪)の予備拠点で業務を継続できる拠点冗長化を実施している。
保守DXの推進と今後の展望
NECネッツエスアイは今後、音声認識システムの導入や蓄積した受付データの利活用、AI活用によるサービス品質の高度化や省人化といった保守DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する方針を示している。地域住民の安心・安全を支える重要インフラの安定稼働に貢献していくとしている。
本記事はNECネッツエスアイ株式会社の発表をもとに作成
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