東陽テクニカが量子コンピューティングEXPOに出展へ 超電導型などの実機を展示
株式会社東陽テクニカは、2026年11月11日から13日まで幕張メッセで開催される「NexTech Week 2026【秋】」の構成展「量子コンピューティングEXPO」に出展します。
会場では、同社が導入を決定している超電導型量子コンピューターの活用に向けた取り組みを紹介するほか、量子教育キットや高感度イメージングカメラの実機展示を行います。来場者からの実機利用に関する要望やアイデアを募り、共同研究や事業連携に向けた意見交換も行われる予定です。
超電導型量子コンピューターの導入と活用提案
株式会社東陽テクニカ(代表取締役 社長執行役員:高野 俊也、本社:東京都中央区)は、国内における量子技術の研究や教育、社会実装を支援するため、IQM社製の超電導型量子コンピューター2機種の導入を決定しています。現在は実機を活用した教育・研究開発支援や、計算資源提供サービスなどの事業化に取り組んでいます。
今回の展示ブースでは、これらの量子コンピューターの活用に向けた取り組みを紹介するとともに、すでに量子計算に取り組んでいる層から今後の利用を検討している層まで幅広く実機利用の要望を受け付け、新たな活用の可能性を探るとしています。
主な展示製品と実機
ブースでは、導入が予定されている量子コンピューター情報のほか、関連ハードウェアの実機が展示されます。
- HPC統合型量子コンピューター「IQM Radiance」(IQM社製):20・54・150量子ビット構成から選択できるオンプレミス型の超電導型量子コンピューター。既存のスーパーコンピューターとの統合やハードウェアのアップグレードに対応。20量子ビットモデル「IQM Radiance20」は、国立研究開発法人産業技術総合研究所の「量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)」への設置が決定しています。
- 基礎研究・教育用量子コンピューター「IQM Spark」(IQM社製):教育・研究用途に最適化された5量子ビットの超電導型量子コンピューター。自社のR&Dセンターへの設置が決定しており、稼働後は人材教育やアルゴリズムの実証・検証環境として提供される予定です。
- 量子教育キット「Quantum Edukit」(QZabre社製・実機展示):ダイヤモンドNVセンターを用いた実験を通じて量子物理学を学べる教育プラットフォーム。室温で動作し、光検出磁気共鳴(ODMR)の基礎実験から量子コヒーレンス実験まで段階的に対応します。
- 高感度イメージングカメラ(Raptor Photonics社製・実機展示):微小な光の変化を検出するカメラで、「CCD」「EMCCD」「CMOS」「SWIR」をラインアップ。ダイヤモンド量子センサーが発する微弱光の読み取りなどに用いられます。
※注記
- HPCセンター:高性能な計算機を集約し、大規模なシミュレーションやAI解析などを高速に実行する施設
- ダイヤモンドNVセンター:ダイヤモンド結晶中の窒素(N)と空孔(V)からなる欠陥構造。磁場や温度などの微細な物理量を高感度に計測する量子センサーの中核となる
専門セミナーの開催

会期2日目には、特設会場にて専門セミナーが実施されます。
- 日時:2026年11月12日(木) 14:30~15:00
- 場所:展示ホール内 特設会場「Quantum Square」
- テーマ:「超伝導量子コンピュータの現在とダイヤモンドNVセンターを利用した量子センシングについて」
- 講師:株式会社東陽テクニカ 量子コンピューティング・カンパニー 係長 岩﨑 太平
- 聴講料:無料(事前申込不要)

講演では、量子コンピューターの動向や課題、展望とあわせて国内設置予定のIQM社製量子コンピューターの状況が紹介されます。さらにダイヤモンドNVセンターを用いた磁場計測の原理や応用例についても解説される予定です。

出展概要
- 展示会名:NexTech Week 2026【秋】 量子コンピューティングEXPO
- 会期:2026年11月11日(水)~13日(金) 10:00~17:00
- 場所:幕張メッセ(1~3ホール)
- ブース番号:2-79
- 展示会公式サイト:https://www.nextech-week.jp/autumn/ja-jp.html
- セミナー詳細:https://www.nextech-week.jp/autumn/ja-jp/seminar/presentation.html
本記事は株式会社東陽テクニカの発表をもとに作成されています。
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