リチェルカとトヨタモビリティパーツ、用品領域の品番翻訳AIを共同開発へ
株式会社リチェルカは、トヨタモビリティパーツ株式会社と共同で、自動車用品(アクセサリー)の適合特定・品番翻訳業務を支援する「RECERQA 品番翻訳AIエージェント」の開発を開始しました。本取り組みはトヨタモビリティパーツにおける用品領域を対象としたもので、2027年4月に同社の社内にて展開される予定です。
品番特定の属人化解消へ、用品領域から着手
自動車のアクセサリーや用品は、車種、年式、グレード、既存のオプション装備など変数が多く、取付条件の組み合わせを正確に把握する必要があります。また、取付要領書など参照する資料も多岐にわたるため、適合する正確な品番を特定する品番翻訳業務には高度な熟練度が求められていました。

店頭やお問い合わせ窓口では、トヨタ車両販売店や自動車部品商などの顧客から、選択条件が複雑な問い合わせや商品名が曖昧な問い合わせが多く発生し、熟練スタッフの経験と検索時間に依存している点が課題でした。今回のプロジェクトで用品(アクセサリー)領域を対象に選定した理由として、業務自体に熟練が必要とされる一方で、トヨタモビリティパーツで各種資料が保持・整備されており、AIによる解決を行いやすいデータ環境が整っていたことが挙げられています。

共同開発する「RECERQA 品番翻訳AIエージェント」は、店頭やお問い合わせ窓口スタッフの照会・検索業務をサポートするAIソリューションです。あいまいな内容を含む問い合わせに対しても、AIエージェントがデータに基づいて正しい品番候補や確認事項を提示します。
また、AIのハルシネーション抑制のため、質問があいまい過ぎる場合は無理に回答を断定せず、確認が必要な事項をスタッフへ引き継いで確実に確認を行う設計とする予定です。経験年数の浅いスタッフでも正確に品番を特定できる環境を目指し、本運用後も現場での運用評価を重ねながらシステムの成熟と精度向上をはかるとしています。
トヨタモビリティパーツとの実証実験(PoC)を経て共同開発に至った要因として、現場のフィードバックを迅速に反映する開発スピードと機動力が挙げられています。
さらに、PDFやExcelなどで分散管理されていた複雑な品番適合表などのデータを、AIが解釈可能な形式へ正規化・データベース化する技術力を備えている点も評価されました。加えて、単なるシステム構築にとどまらず、店頭や窓口オペレーションの現場を実地で確認し、スタッフの意見をヒアリングしながら使いやすいUI/UXや業務フローを共に追求する姿勢が決め手になったとしています。
株式会社リチェルカ 会社概要
- 社名:株式会社リチェルカ
- 本社所在地:東京都港区芝浦4丁目11番17号 中野スプリングビル6階
- 代表者:代表取締役CEO 梅田 祥太朗
- 事業内容:受発注領域を最適化するAgentic ERP「RECERQA」の開発・提供
- ホームページ:https://recerqa.com/
本記事は株式会社リチェルカの発表をもとに作成されています。
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