浅原技研、CEATEC 2026でAI「浅原 泉」による3D計測を実演
幕張メッセで開催中の「CEATEC 2026」において、株式会社浅原技研がAIによる3D計測システムの実演を行っている。株式会社QDレーザのブース内にて、同社の創業者であるAI「浅原 泉」が、来場者の呼びかけに応じて機器の制御から3D点群データの表示、解説までを自動で進める。会期は2026年10月16日までとなっている。
声の呼びかけで装置が自動稼働する計測デモ
展示ブースでは、来場者がデモ機の前で声をかけるか画面の「計測お願い」を押すことで、AI「浅原 泉」による実演が始まる。操作プロセスはマイコンへの接続、カメラの起動、ステージの移動、レーザによる縞の投影と32枚の撮影、3D点群の表示、カメラ画像の点群への貼付、縦横の断面表示という順序で進められる。
計測対象は表面に「100」の刻印がある硬貨大の円盤で、作業の進行状況や結果はAIが音声で解説を行う。パンフレットの説明を求められた場合にも画面に内容を表示して解説する仕様となっており、一連のデモ操作に人の手が入らない形で運用されている。

小型部品を組み合わせた3Dセンサーの仕組み

今回のデモ機に搭載されたセンサーの光源には、株式会社QDレーザのレーザスキャニングプロジェクター(LSPモジュール)が採用されている。台湾のUltimems, Inc.(及至微機電股份有限公司)が開発したMEMSミラーで半導体レーザを走査し、PCの画像を描画する仕組みとなっている。モジュール単体の重量は約35gで、解像度1280×720、毎秒60フレーム、フォーカスフリー、レーザ安全クラス1に対応し、USB Type-Cケーブル1本で接続される。
株式会社浅原技研は、この機構にカメラと同期システム、自社の計測ソフトウェア「Dent Inspection」を組み合わせることで3Dセンサーを構築した。展示ユニットの仕様は、視野 46.0×44.0mm、XY分解能 0.046mm/pixel、Zレンジ 2.5mm、Z精度 0.02mmとなっている。
創業者のAIと組織の方向性

株式会社浅原技研では、創業者の位置付けにある浅原 泉をAIとして運用している。会社を代表し責任を負う役割は代表取締役の浅野 雄太が担っており、同社は人を増やして拡大するのではなく、AIが自ら学び組織を動かす体制を目指しているとしている。
浅野 雄太は「フィジカルAIという言葉を、説明より先に実物でお見せしたいと考えてきました」とコメントしており、AIが物理的な機械を操作して一連の業務を完結させるプロセスを実物で提示する方針を示している。
CEATEC 2026出展概要と会社情報
実演が行われている展示会の概要および同社の会社情報は以下の通りである。
- 展示会名:CEATEC 2026(シーテック 2026)
- 会期:2026年10月13日(火)〜16日(金)10:00〜17:00
- 会場:幕張メッセ Hall 8 株式会社QDレーザ ブース(小間番号 8H122)
- 入場料:無料(全来場者の事前登録制)
株式会社浅原技研 概要
- 社名:株式会社浅原技研
- 代表者:代表取締役 浅野 雄太
- 所在地:岐阜県瑞穂市生津天王町2-23
- 設立:2023年5月
- 事業内容:2D+3D+AIの検査・3Dセンシングシステムの開発、ロボットビジョン、AI外観検査ソフトウェア「ESPER VISION」、検査・計測の内製化支援
- URL:https://ahgiken.com/
本記事は株式会社浅原技研の発表をもとに作成。

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