イー・ガーディアン、IP悪用AI監視ソリューションのベータ版を提供開始へ
イー・ガーディアン株式会社は、2026年11月4日(水)より、ゲーム・アニメ・出版・音楽などのIPを保有する企業向けに「IP悪用AI監視ソリューション」のベータ版の提供を開始します。先着5社を対象に、全機能を3カ月間無料で提供します。本ソリューションは、生成AIで改変されたキャラクターの画像・動画や無断転載などをWeb媒体から収集し、生成AIで作られたかの判別やリスクの分類・数値化、証拠保全と削除要請の支援までを一貫して行うサービスです。
2025年秋以降、短い指示文で音声付きの高品質な動画を作れる動画生成AIが相次いで公開され、国内の人気アニメ・ゲームのキャラクターに酷似した画像・動画がSNS上に大量に投稿される事態が発生しました。経済産業省が2026年1月26日に発表した「日本発コンテンツの海賊版被害額調査」によると、日本のデジタルコンテンツの海賊版被害額は2025年に5.7兆円と、2022年の約3倍にまで拡大しています。
生成AIで作られたコンテンツは言語や媒体を越えて海外の掲示板や画像投稿サイトなどにも広がり、全体像の把握が難しくなっています。また、許容されるファンによる二次創作の中に、性的・暴力的な改変や政治的・宗教的な主張への利用、無断の商用利用が紛れて拡散しており、許容と対処の線引きや全体を見渡した基準づくりが求められています。
本ソリューションは、海賊版の検知にとどまらず、許容できるファン創作との線引きまで支援します。
18の国・地域、50を超えるサービスの公開情報から、作品名やキャラクター名などのキーワード条件をもとにAIが毎日定時に情報を収集します。日本語・英語・中国語・ロシア語などの多言語に対応し、AIによる自動収集が難しい情報は専門オペレーターが収集します。公式アカウントの投稿は除外されます。

収集したコンテンツは生成AIで作られたものかをAIが判別し、性的な改変、暴力的な改変、政治・思想的な利用、無断の商用利用、無断転載などに分類します。インプレッション数や拡散状況などをもとに独自基準でリスクを数値化し、優先度順に一覧化します。判別や分類が分かれるものは専門オペレーターが確認を行います。
導入時には実態調査として改変の種類別・言語別に集計し、実例にもとづく線引き案を報告書としてまとめます。線引き案に沿って新たな悪用を日々検知し、対処が必要なコンテンツについては投稿内容や画像、投稿者プロフィール、URL、取得日時を証拠として保全し、プラットフォームへの削除要請に必要な文面作成まで支援します。
ベータ版での検証を経て、順次正式提供へ移行する予定です。
- 提供開始:2026年11月4日(水)
- 対象:ゲーム・アニメ・出版・音楽などのIPを保有し、法務・ライセンス部門などで権利管理を行う企業(キャラクターを保有・展開する企業や、作品の権利管理を担う団体にも対応可能)
- 対象媒体:各種SNS、掲示板、ブログなど(18の国・地域に対応。記載のないサービスも相談に応じて対応可能)
- 対応言語:日本語、英語、中国語、ロシア語 など
- 価格:ベータ版は無料(先着5社、全機能を3カ月間利用可能)、正式提供後は個別見積もり(初期費用+月額費用)
イー・ガーディアン株式会社AI戦略統括部統括責任者/シニアディレクターの山田 喬氏は、「本ソリューションで当社がまず担うのは、多言語で網羅的に収集し、全体像を把握するお手伝いです。そのうえで、実例をもとに許容と対処の線引きを整理し、日々の監視と対処の支援まで伴走します」とコメントしています。
- 代表者:代表取締役社長 高谷 康久
- 所在地:東京都港区虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー8F
- 設立:1998年5月
- 資本金:1,967百万円(2026年3月末日現在)
- URL:https://www.e-guardian.co.jp/
本記事はイー・ガーディアン株式会社の発表をもとに作成されています。経済産業省「日本発コンテンツの海賊版被害額調査」の情報も参照しています。
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