大府市の施設にiwasemiと小径木再生NOITAの連携吸音材を導入
愛知県大府市が2026年11月に開館した「大府市健康づくり総合支援施設(coconowa obu(ここのわおおぶ))」に、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の吸音モジュール「iwasemi OC-β」と小径木再生プロジェクト「NOITA」のコラボレーション商材が導入されました。


同施設は木の質感を生かした空間づくりとともに、幅広い世代が利用する室内で会話や説明を聞き取りやすい音環境を両立させることを目指して整備されたものです。空間の閑さと森林資源を活用した循環型経済の取り組みを両立させる新たな価値の提供を図っています。


施設整備の背景とプロジェクト連携
大府市健康づくり総合支援施設(coconowa obu)は、身体活動を健康づくりの基礎とし、市民の心身の健康づくりを総合的に進める中核拠点です。「健康づくり身体活動支援センター」と長期欠席の児童生徒等の学びを支える「第二レインボーハウス」が連携しています。
大府市は令和5年に、木曽川上流の長野県王滝村および木曽町と「水源の森林の保全・育成に関する連携協定」を締結し、木材利用促進や森林保全に取り組んでいます。本施設でも壁材や家具に木材を活用する一方、相談室などで会話が聞き取りやすい音環境の確保が求められていました。

これに対し、有効活用先が限られていた小径木を合板に再生するプロジェクト「NOITA」と、吸音モジュール「iwasemi OC-β」を組み合わせた製品が採用されました。「NOITA」は、竹中工務店が提唱する「木曽森林グランドサイクル構想」の中核を担う合板製造・内装材加工拠点として位置づけられています。
相談室における残響時間の低減効果
施設内の相談室において「iwasemi OC-β」の導入前後で測定を実施した結果、人の会話音の中心周波数帯域にあたる500-1000Hzの平均残響時間で低減効果が確認されました。
- 相談室1:平均残響時間が0.79秒から0.53秒に短縮(約32.9%低減)
- 相談室2:平均残響時間が0.81秒から0.51秒に短縮(約37.0%低減)
吸音モジュール「iwasemi OC-β」の特長
「iwasemi OC-β」は音響メタマテリアル技術を応用し、人の会話音の中心帯域(500〜1000Hz)に着目して音の反響を抑えるサイズW140×H140×D34mmの吸音モジュールです。吸音の位置づけを「貼る」対策から「組込む」設計へ移行させるため、3つの設計自由度を備えています。
表装材の選択自由度を高めることで内装の世界観を保ちながら音環境を整えられるほか、両面テープ、マグネット、ビス固定といった現場条件に応じた設置仕様に対応します。さらに会話音に特化した吸音性能により、会議やカウンセリングなど会話が中心となる空間で集中しやすい環境づくりを支援します。
関連組織の概要
「NOITA」プロジェクト製造会社
- プロジェクト名:NOITA(ノイタ)
- 製造会社:株式会社ツミカサネ
- 本社:長野県木曽郡木曽町新開6943番地1
- 代表:青野裕介
- 設立年月:2024年9月
- 事業内容:単板および合板の製造・販売
- 株主構成:Tree to Green、ソルトターミナル、竹中工務店、丹青社、コクヨ、滝澤ベニヤ
- 工場所在地:第一工場・塩尻市奈良井1037-3、第二工場・木曽郡木曽町新開1942
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
- 商号:ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
- 会社設立:2017年5月
- 代表取締役:落合陽一、村上泰一郎
- 所在地:東京都中央区八重洲二丁目2番1号
- URL:https://pixiedusttech.com/
本記事はピクシーダストテクノロジーズ株式会社の発表をもとに作成されています。
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