eMotion Fleet、秋田県の商用モビリティDXとGX実証事業に採択
商用EVの導入や運用を支援するeMotion Fleet株式会社は、秋田県が実施する「令和8年度 県外スタートアップ実証支援事業費補助金(AKISTA)」に採択されました。実証事業「EV後進地域・秋田で挑む商用モビリティDX/GX実証」として、県内でエネルギー事業などを手がける株式会社山二と連携して取り組みます。実証期間は2026年10月~2027年2月を予定しています。

車両データ分析とEV導入シミュレーションの実施
本事業では、秋田県内で灯油・LPガス配送、サービスステーション(SS)、自動車整備、レンタカー・カーリース、太陽光発電などを手がける山二を実証先とします。山二の灯油配送タンクローリーなどの社有車に、eMotion Fleetの次世代型クラウド車載器とAI型ドライブレコーダーを導入します。
冬季を含む走行、燃費、運転挙動、CO2排出量などの実走行データを収集・分析し、安全運転やエコドライブといった車両・運行管理DXを進めます。あわせて車両ごとのEV導入シミュレーションを行い、どのような条件であればEV化が成立するかを定量的に検証する計画です。
充電需要の調査と共用型EV充電拠点の検討
事業内では、経済センサスなどの公的データや、eMotion Fleetが参画する日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)会員企業へのヒアリングを通じ、秋田県内のEV充電需要を調査します。山二が持つSS網を活用した共用型EV充電設備の候補エリアも検討する予定です。
これらの成果をもとに、山二とともに地域の法人や自治体に向けたモビリティDX/GX支援サービスの共同開発を進めます。将来的には、山二のSS網や太陽光発電・蓄電池と商用EVを組み合わせ、事業者間で充電設備やグリーン電力を共有できる脱炭素型EVハブ拠点の整備も視野に入れています。
秋田県の地域特性と寒冷地での実証背景
秋田県は1世帯あたりの自家用乗用車保有台数が全国平均を大きく上回る一方、自動車保有台数に占めるEV(BEV)の比率は0.37%で全国41位、充電スタンド密度は全国ワースト2位にとどまっています。その一方で、都道府県別の再生可能エネルギー自給率は全国1位となっています。
同社は、移動需要が大きくEV普及が遅れているものの再エネが豊富な環境を踏まえ、全面EV化を一足飛びに進めるのではなく、車両・運行管理のデータ可視化から着手して経済合理性を定量的に示しながら段階的に移行する手法が有効であるとしています。今回の事業を通じ、寒冷地・積雪地の冬季環境における実データを用いて有効性を検証します。
なお、eMotion FleetはこれまでにSTARTUP HOKKAIDO実行委員会主催「Local Innovation Challenge HOKKAIDO 2025」に採択されて北海道釧路町の公用車を対象とした実証を実施したほか、公益財団法人とかち財団「とかちビジネスチャレンジ補助金」の採択を受けて北海道十勝地域で民間企業の営業車を対象とした実証を進めています。
採択事業と企業の概要
本実証の概要および発表企業の概要は以下の通りです。
実証事業の概要
- 補助金名:令和8年度 県外スタートアップ実証支援事業費補助金(AKISTA)
- 実施主体:秋田県(産業労働部 新産業創造課)
- 実証事業名:EV後進地域・秋田で挑む商用モビリティDX/GX実証
- 連携先:株式会社山二
- 実証地域:秋田県(秋田市を中心とする山二グループ拠点)
- 実証期間:2026年10月~2027年2月(予定)
eMotion Fleet株式会社の概要
- 会社名:eMotion Fleet株式会社
- 所在地:東京都品川区東品川2-6-4 寺田倉庫G1ビル2階
- 設立:2023年9月
- 代表:白木秀司、デニス・イリッチ
- 事業内容:事業者向け商用フリート電動化ワンストップサービス、事業拠点の脱炭素化支援サービス、商用EVフリートマネジメント、アセットマネジメント
- URL:https://www.emotion-fleet.com/
本記事はeMotion Fleet株式会社の発表をもとに作成されています。
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