ノックデザイン、中小企業向け無料Webツール「AI業務診断」の一般公開を開始
株式会社ノックデザインは、無料のWebツール「AI業務診断」の一般公開を2026年11月4日に開始しました。どの業務にAIを使えばよいか決められない中小企業の経営者や担当者に向けて、業種や業態、時間がかかっている業務を選択することで、AIで手伝える業務の例と生成AIに貼って試せる指示文を表示します。利用にあたって会員登録やログイン、会社名や連絡先の入力は不要です。

32業態・延べ211件の業務例と指示文を掲載

ツールには、11業種と「その他の業種・共通業務」を合わせた32業態について、延べ211件(名称の重複を除くと200種類。2026年11月4日時点、同社集計)の業務例が掲載されており、すべての業務例に指示文が付いています。診断の処理自体に生成AIは使われておらず、あらかじめ用意されたデータと規則に基づいて結果が表示される仕組みで、会社ごとの状況を判定するものではありません。
業務の例は、同社独自の区分として「今日から試せる」115件、「型づくりから」74件、「準備してから」22件の始めやすさに分類されています(2026年11月4日時点、同社集計)。また、選んだ業務の中から始めやすさや時間の目安をもとに「まず試すならこれ」として1件を提案する機能や、時間の目安と試算、指示文(プロンプト)のコピー機能、気になる語句から近い業務例を3件まで探す機能も備わっています。
業務例の確認と生成AI向け指示文の活用

診断結果の画面で「この業務を試す」を開くと、ChatGPTなどの生成AIに貼り付けて利用できる指示文が表示されます。指示文の例は「◯◯様」「A社」のように実名や機密情報を伏せた形式となっており、情報がなくても試せるよう配慮されています。
指示文には、与えられた情報にない事実を出力させない指定や、最終的に人が確認すべきポイントを挙げさせる内容が含まれています。画面には入力例や出力例も提示されますが、実際の出力は使用する生成AIや入力内容によって変化するため、出力された下書きは人が確認して使用する必要があります。
なお、掲載されている業務例は説明用のものであり、顧客への導入事例ではありません。不動産の重要事項説明や書面への記名、士業の独占業務、医療行為の判断などは資格を持つ人が行うものであり、ツールの例は下書きや準備の支援にとどまります。
開発の背景と仕組み
中小企業庁の「2026年版中小企業白書」によると、2019年以降に省力化投資に取り組みながらAIを業務で活用していない事業者のうち、「活用する業務がイメージできていない」と回答した割合が63.4%で最も高かったとされています。同社は、業務の例を見比べられる環境を提供するために本ツールを開発したとしています。

入力された件数や時間、検索語句などのデータは利用端末のブラウザ内で処理され、外部には送信されません。ただし、ページ表示にGoogleのフォントを読み込むため、訪問時の通信情報(IPアドレスなど)はGoogleに送信されます。
代表取締役の長門弥氏は、会社ごとの事情を伺う前に業種ごとの業務例を見て指示文を生成AIで試せるように一般公開したとし、個人名や機密情報を置き換えた元の情報で指示文を試し、出力された下書きを人が確認する流れを体験してほしい旨を述べています。
株式会社ノックデザイン 会社概要
- 社名:株式会社ノックデザイン
- 本社所在地:〒530-0044 大阪府大阪市北区東天満2丁目2-5 第二新興ビル204-5号
- 東京支社:〒107-0062 東京都港区南青山3丁目3-3 リビエラ南青山ビル
- 代表取締役:長門 弥
- 設立:2021年11月1日
- 事業内容:ブランディング/Webサイト制作/SNS運用支援/マーケティング支援/AI導入支援
- HP:https://nock-design.com/
本記事は株式会社ノックデザインの発表をもとに作成しました。
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