インサイトテクノロジー、Oracle SE2向け「ZDL」提供 RPO1秒未満へ
東京都渋谷区に本社を置く株式会社インサイトテクノロジー(代表取締役社長 CEO:森田 俊哉)は、Oracleデータベース向けディザスタリカバリ(DR)ソリューション「Dbvisit StandbyMP」において、新オプション「Zero Data Loss(ZDL)」の提供を開始します。
ZDLは、Oracle Database Standard Edition 2(SE2)環境を維持したまま、目標復旧時点(RPO)を従来の5〜15分から1秒未満へと短縮可能にする機能です。高額なOracle Database Enterprise Edition(EE)へ移行することなく、重要な業務データの復旧と事業継続を支援します。
RPOを従来の5〜15分から1秒未満へ短縮
従来のOracle SE2環境では、アーカイブログを一定間隔で転送する方式が一般的であり、障害発生時には直近5〜15分間のデータが失われるリスクを抱えていました。これに対しZDLでは、従来のアーカイブログ転送に加え、オンラインRedoログをリアルタイムで複製する「デュアルレプリケーション技術」を採用しています。
障害発生時にはスタンバイ側に保持された最新のRedoログを復旧処理に活用し、適切な環境下でRPO 1秒未満を実現します。なお、リアルタイム転送が中断した場合でも、従来のアーカイブログ転送によってデータ復旧が継続されます。
これまでRPO 1秒未満のデータ保護を行うには、高額なOracle EEとOracle Data Guardを組み合わせた構成などを導入する必要があり、コストや運用負荷が課題となっていました。
ZDLはOracle SE2環境のまま利用できるため、EEへのアップグレードを回避し、比較構成によってはOracleのライセンス費用を最大約75%削減できます。また、追加のミドルウェアを必要とせず、対応するStandbyMP環境においてワンクリックで有効化が可能です。スイッチオーバー、フェイルオーバー、DRテスト、監視といった既存機能や運用方法もそのまま引き継がれます。
業務再開に伴うデータ照合・再入力の負担を軽減
障害直前までのデータ損失リスクが低減されることで、システム復旧後に発生する取引記録の確認や欠落データの再入力作業を削減できます。従来60分を要していたデータ照合・検証作業を15分に短縮する想定ケースでは、作業時間を約75%削減できるとしています。
これにより、データベース自体の復旧時間(RTO)を変えずに業務再開までの時間短縮が見込まれ、生産管理、在庫管理、受発注、決済など、データの欠落が業務に直結するシステムにおける事業継続性向上を後押しします。
「Dbvisit StandbyMP」は、Oracle Database Standard Edition環境に対応したDRソリューションで、スタンバイデータベースの構築・管理やDRテストなどの機能を提供しています。提供元のインサイトテクノロジーは1995年創業の企業で、データ活用基盤「インサイト・インフラ」関連製品やデータガバナンスソリューションの開発のほか、エンジニア向けカンファレンス「db tech showcase」の主催なども手掛けています。
なお、機能利用や数値に関しては以下の条件が示されています。
- RPO 1秒未満は対応環境および適切な構成・稼働条件下で実現可能な性能であり、すべての障害におけるデータ損失ゼロを保証するものではありません
- ライセンス費用の削減率は比較対象の構成・契約条件によって異なり、検証作業時間の削減率は想定ケースに基づく参考値です
- ZDLの利用には対応バージョンへの更新など所定の条件があり、ASM環境では追加設定が必要となる場合があります
関連URL:
- Dbvisit Standby MP:https://www.insight-tec.com/products/dbvisit/
- 株式会社インサイトテクノロジー:https://www.insight-tec.com/
- db tech showcase:https://www.db-tech-showcase.com/
本記事は株式会社インサイトテクノロジーの発表をもとに作成されています。
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