MAAD株式会社一級建築士事務所、東日本の新社屋Office FTが竣工
東京都に本社を置くMAAD株式会社一級建築士事務所(代表取締役 村木 計)は、東日本にて建設を進めていた70年以上の歴史を持つ地域企業の新社屋計画「Office FT」が竣工したことを発表した。工業地帯に位置しながら、次代に向けてアップデートする自社の姿を建築であらわすことを目指して計画された。業界のイメージを更新し、企業の未来と新たなイノベーションを象徴する拠点として実現している。
陽光と天候で表情を変える市松模様の外観



外装には、模様が異なる2種類のアスロックパネルが市松模様に配置された。太陽の位置や天候によって2種類のアスロックパネルが陰影を生み出し、規則的な構成の中に自然な揺らぎを与えている。
単純な幾何学の反復によって均一な街並みに異なるリズムを生み出すことで、倉庫地帯のなかでの存在感を建築的に表現した。
内外の一体感と柔軟な働き方を促す空間設計
外観のファサードのリズムは内部空間へも連続している。執務ゾーンからコミュニケーションエリアの境界にかけて2つの床材を市松状に配し、均一になりがちな共用部、執務室、カフェエリア、イベントスペースに心地よい動きとリズムをもたらしている。
多様なアクティビティを受け止める共用エリアやカフェスペースを配置したことで、社員同士の活発なコミュニケーションと柔軟な働き方を促進する。一連の空間体験により、70年の歴史を紡いできた企業のイメージを先進的に刷新し、次世代へつながる働く場を創出したとしている。
街並みとオフィスの均一性に着目した設計
設計を手掛けたMAAD株式会社一級建築士事務所の代表取締役である村木計氏は、外部では街並みの均一性に、内部ではオフィスの空間構成の均一性に着目し、市松模様のルールによって新たな表情やリズムを与えることを考えたと説明する。
村木氏は「既存の秩序を尊重しつつ小さな差異を積み重ねることで、機能性の連なりで無機質になりがちな倉庫街の景色に豊かさを与え、オフィスの中でも人々の活動がゆるやかに繋がり、自然な交流が生まれることを願っています」とコメントしている。
Office FTのプロジェクト概要
新社屋の概要は以下の通り。
- プロジェクト名:Office FT
- 所在地:東日本
- 用途:オフィス(事務所・ラウンジ)
- デザイン・基本設計:MAAD株式会社一級建築士事務所
- 実施設計・施工:井上建設株式会社
- 構造・規模:鉄骨造・地上3階建て
- 写真撮影:白井 晴幸
- 物件詳細:https://maad.co.jp/works/oftf
設計を担当したMAAD株式会社一級建築士事務所は、2012年4月に創業し、2023年11月に設立された。人の心やインサイトを起点とする「洞察設計」を手法に掲げ、国内外で商業施設やオフィス、住宅など多数のプロジェクトを展開している。
本記事はMAAD株式会社一級建築士事務所の発表をもとに作成。
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