GFS、地方飲食ブランドを承継・再生する新会社LEGAVIA設立へ
飲食業界に特化した総合ソリューションを展開するグローバルフードソリューション株式会社(GFS)のグループ会社として、地方飲食ブランドの承継・再生・国内外展開を手掛ける新会社「株式会社LEGAVIA(レガヴィア)」が設立された。同社は、後継者不在の課題を抱える飲食店の味や屋号を受け継ぎ、収益再生や多店舗展開、海外ライセンス展開などを一気通貫で推進する方針だ。自らが現場に立ち、味と屋号を受け継ぐ当事者として参入し、持続可能な食の未来を創造するとしている。
設立の背景と飲食業界が抱える課題
全国で後継者不在率が50.1%に達し、全国企業の約半数で後継者が未定となるなか、飲食店では問題がさらに深刻化している。地域密着型の個店や小規模店を中心に飲食店の倒産・廃業が急増し過去最多水準となる一方、外食市場は35.7兆円へ拡大している。需要の減少ではなく、愛される店を次の世代へ続ける仕組みが整っていないことが課題となっており、黒字経営であっても後継者がいないという理由で幕を下ろす名店が存在する状況を背景に、株式会社LEGAVIAは設立された。
現場に入り込む承継と再生のアプローチ
一般的なM&A仲介やコンサルティングとは異なり、同社は自らが暖簾を受け取って現場に入る当事者として事業を進める。
承継にあたっては、常連客や創業者が守ってきた味の決め手、地域に根づいた屋号を尊重して引き継ぐ。そのうえで、仕込みや動線を徹底分析し、看板メニューの絞り込みや未経験者でも味を再現できるマニュアル化を推進して、現場の労働環境とFL比率などの収益構造を根本から改善する。
さらに、1店舗の維持にとどまらず、10坪・20坪・30坪の標準店舗モデルを設計し、商業施設やロードサイド、FC展開へ耐えうるパッケージを確立して小型化・多店舗化を図る。また、うどん・そば、定食、町中華、カレー、鶏料理といった日本の日常食を、国内外のパートナーと連携してグローバルブランドとしての海外ライセンス展開へ直結させる方針を掲げている。
科学的アプローチによる承継プロセス
同社では、独自の「8項目スコアリングモデル」を導入している。地域愛着度・商品再現性・日常食性・収益改善余地・小型展開性・海外汎用性・ストーリー性・法務安全性を客観的に診断し、直営承継、FCパッケージ化、看板商品の冷凍・EC化など、店舗にとって最も持続可能な承継スキームを導き出すとしている。
社名の「LEGAVIA」は、受け継いだ食文化・遺産を意味する「LEGACY」と、道を意味する「VIA」を組み合わせたものとなっている。
株式会社LEGAVIAの概要
株式会社LEGAVIAの概要は以下の通り。
- 会社名: 株式会社LEGAVIA
- 設立日: 2026年10月1日
- 所在地: 〒108-0075 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー7F
- 代表者: 代表取締役CEO 清水 貴之 / 代表取締役COO 小宮 裕二
- 親会社: グローバルフードソリューション株式会社
- 事業内容: 飲食店事業承継支援、飲食ブランドの取得・再生・直営店舗運営、国内多店舗・FC展開、海外ライセンス事業、商品企画・EC販売、飲食プロ人材の育成
本記事は株式会社LEGAVIAの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



