ジャパンブランディング、系統用蓄電池の設計解説ウェビナーを11月下旬に開催へ
蓄電システムの企画・設計から運営までを手がけるジャパンブランディング株式会社は、系統用蓄電池をテーマとしたオンラインウェビナーを2026年11月下旬に開催する。同社はGUS Technology(格斯科技)蓄電池の日本総代理店を務めており、再生可能エネルギーの普及に伴って導入が急拡大する同分野について解説を行う。
参入や投資を検討する事業者や投資家に向けて、国内主要メーカーにおける設計思想の違いなど基礎的かつ本質的なテーマを取り上げる予定だ。
国内主要メーカーで異なる系統用蓄電池の設計思想
系統用蓄電池のコンテナ型システムは、国内メーカーによって設計思想が大きく異なっている。例えばGSユアサは、電圧帯(DC750V~DC1200V)に応じて容量1,682kWh~2,103kWh、重量約27,000kgという高容量の選択肢を用意し、多様なパワーコンディショナーとの組み合わせを可能にする汎用性を重視している。
一方のCONNEXX SYSTEMSは、20フィートコンテナで1,075kWh(重量18,000kg)、430kWh~8,600kWhまで柔軟に組み合わせられるモジュール構成を提供し、250kWという特定容量を軸にしたシステム設計を志向している。
エネルギー密度はGSユアサが約78Wh/kgであるのに対し、CONNEXX SYSTEMSは約60Wh/kgにとどまる。ただし、両社ともに理論上の性能向上が見込める液冷方式ではなく、シンプルさとメンテナンス性を優先した空冷方式を採用している点や、電解液量を2,000リットル未満に抑えて「少量危険物」の枠に収める設計を選択している点は共通している。
なお、国内でシステムが製造されている場合でもセル自体は海外製が主流となっており、2023年時点で中国メーカーが世界シェア64.1%を占める一方、日本は7.6%にとどまる実態がある。
当日のウェビナーでは、以下のトピックを中心に解説が行われる予定となっている。
- 容量で見る違い:GSユアサの1,682kWh~2,103kWh(電圧帯DC750V~DC1200Vに応じたラインナップ、約27,000kgの重量の整理)
- 柔軟な構成を志向するCONNEXX SYSTEMS:20フィートコンテナ1,075kWh(18,000kg)を軸とした430kWh~8,600kWhのモジュール設計
- 電圧帯の選び方に表れる設計思想の違い:GSユアサの汎用性重視とCONNEXX SYSTEMSの250kW軸の統合設計
- 共通する空冷方式と「少量危険物」という選択:空冷方式の採用と電解液量2,000リットル未満に収める設計判断の背景
- セルは海外製が主流という現実:国内製造システムにおけるセルの海外製主流の実態と、2023年時点の中国64.1%対日本7.6%というシェア状況
- 日時:2026年11月下旬 19:00~20:00(予定)
- 形式:オンライン(Zoom等ウェビナーツールを使用)
- 参加費:無料(事前登録制)
- 主催:ジャパンブランディング株式会社
- 申込方法:公式サイトの申込フォーム(https://japan-branding.com/)、または公式LINE(https://lin.ee/O3dfMhK)より受付
愛知県犬山市に本店を置くジャパンブランディング株式会社は、2016年06月に設立された蓄電システム関連企業である。代表取締役の前田雄吉氏は、慶応義塾大学法学部卒業後、松下政経塾5期生として松下幸之助氏に師事した経歴を持ち、衆議院議員を3期10年務めた。現在は一般社団法人 全国太陽光発電推進協議会の最高顧問を務めるほか、モンゴル政府との協議による「日蒙未来創生プロジェクト」(70MWメガソーラーから400MWh蓄電所)を推進している。
同社は資本金1億1,000万円で、GUS Technology(格斯科技)蓄電池の日本総代理店事業や、蓄電システムの企画・設計・運営サポートを展開している。今後も系統用蓄電池を軸とした電力インフラ事業に関して、制度や市場動向を踏まえた情報発信を継続し、ウェビナーや解説コンテンツの提供を通じて事業者や投資家の意思決定を支援していくとしている。
本記事はジャパンブランディング株式会社の発表をもとに作成。
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