鴻池運輸系、ベトナム北部に日系初とされる冷凍・冷蔵倉庫を新設へ
鴻池運輸株式会社のグループ会社であるAnpha-AG Joint Stock Companyは、ベトナム北部バクニン省に冷凍・冷蔵倉庫を新設します。ベトナム北部において日系企業が運営する初の冷凍・冷蔵倉庫(鴻池運輸調べ、2026年10月27日時点)となり、2027年6月に着工し、2028年1月に稼働を開始する予定です。倉庫の運営は、同じくグループ会社のKonoike Vinatrans Logistics Co., Ltd.(以下 K-Vina)が担当します。
北部での需要拡大と定温物流基盤の整備
ベトナムでは所得水準の向上や都市化、近代的小売の拡大を背景に、冷凍・冷蔵食品や医薬品など温度管理を必要とする商品の需要拡大に加え、外食市場の成長も進んでいます。特に北部ではコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの出店が進み、高品質な定温物流への需要が高まっています。
一方、同国北部では冷凍・冷蔵の温度帯に対応可能な倉庫が整備されておらず、温度管理や品質管理に対する信頼性の高い物流サービスが求められていました。1993年に日系物流企業で初めてベトナムに進出した鴻池運輸は、培ってきたノウハウを活用して定温物流基盤の整備に取り組みます。
新倉庫は、K-Vinaが展開する約2,000kmのベトナム南北定温幹線輸送サービス「KONOIKE VINA EXPRESS®」と接続されます。南部で集荷した商品を北部で保管し、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、レストラン、ホテルなどの店舗・事業所へ配送する一貫したサービスを提供する計画です。今回の新設は、2026年7月に稼働を開始した南部タイニン省のAnpha-AGの新倉庫に続く、定温物流機能強化の一環となります。
新倉庫は食品・食品原料を主な取扱品とし、冷凍・冷蔵・常温の各保管区画に加え、空調設備により庫内温度を管理する空調管理区画を備えます。概要は以下の通りです。
- 所在地:バクニン省
- 延床面積:12,300㎡
- 構造:鉄骨平屋造
- 特徴:保管能力11,600パレット 冷凍・冷蔵・常温の保管区画および空調管理区画を設置
- 取扱品:食品・食品原料(冷凍食品、冷蔵食品、生鮮品など)
- 着工:2027年6月予定
- 稼働開始:2028年1月予定
KONOIKEグループは現在、Anpha-AG、K-Vina、Vinako Forwarding Co., Ltd.、BEL International Logistics Vietnam Company Ltd.の4社を通じてベトナム全土で物流サービスを展開しています。
同グループは今後も市場環境や需要、取扱物量などを見極めながら定温物流拠点の整備を段階的に検討していく方針です。中部のダナン、南部のカントー、北部のハイフォンなどでの定温物流機能の整備・拡充を構想し、各地の拠点を段階的につなぐことで、ベトナム全土でのコールドチェーン構築を目指すとしています。
本記事は鴻池運輸株式会社の発表をもとに作成しました。

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