AlliexとLOTTE FINANCE ベトナムで加盟店向け簡易与信を開始
決済インフラを提供するAlliex Vietnamと、ベトナムの総合金融会社であるLOTTE FINANCEは、ベトナムのカード加盟店および小規模事業者を対象とした簡易与信サービス「カード取引に基づく加盟店向け簡易与信」の提供開始を正式に発表しました。
本サービスは、ベトナム国内のPOS決済端末網と加盟店の売上データを連携させ、取引とキャッシュフローのデータを与信審査とクレジットカードの発行に活用する仕組みです。従来の金融機関の比較的厳しい条件により資金調達が難しかった小規模事業者に、迅速かつ柔軟に資金を提供するモデルとして位置づけられています。
POSデータ連携による新しい与信モデルの導入背景

ベトナムの商業銀行では、小規模事業者がクレジットカードの利用枠を得る際に、財務状況を示す多くの書類と長い審査期間が必要となることが一般的で、資金アクセスの障壁となっていました。
これに対し両社は、ベトナムでの与信事業に関する複数社間の正式契約を以前に締結し、データと技術の検証を重ねてきました。今回、Alliexの与信専用アーキテクチャを正式に導入したことで、顧客を中心に据えた統合型の与信サービスが整えられ、ユーザー体験の向上が図られています。
店頭端末での完結や売上連動返済など3つの特長
サービスの主な特長として、以下の3点が挙げられます。
- 店頭のPOS端末から申込み
Alliex POSを利用している加盟店は、店頭の端末で与信枠をその場で確認し、クレジットカードの発行をそのまま申し込むことができます。取引窓口へ出向く必要がなく、煩雑な書類手続きの代わりにカード決済端末上の操作で手続きを進められます。
- リアルタイムの決済データによる与信評価
明確な財務報告書がないために従来の金融機関を利用しにくかった、信用履歴の少ない小規模事業者にも公正で適切な与信評価を受ける機会が広がります。Alliexの決済システムで発生する売上、取引頻度、キャッシュフロー関連の指標などのリアルタイムデータを実際の事業状況を示す情報として活用し、審査と返済能力に見合った与信枠の判断を支えます。
- 売上に連動した自動返済
毎月の利用残高を事業者が自ら一括で支払う形式ではなく、店舗で日々発生するカード売上から一定額が自動的に返済に充てられます。一度に大きな資金を用意する負担を軽減し、延滞リスクも抑えられるため、事業者は運転資金を主体的に補うことが可能となります。
決済インフラを通じた経営支援と今後の展開
Alliex Vietnamの社長を務めるPark Byounggunは、サービスの核心が決済インフラと取引データを組み合わせ、事業者の資金の流れに応じた適切な与信枠と返済方法の決定を支援する点にあるとし、「金融商品の提供にとどまらず、決済端末を総合的な経営管理支援のプラットフォームへと発展させ、ベトナムにおける金融包摂の実現を進めてまいります」と述べています。
また、LOTTE FINANCEの社長であるKong Sung Sikは、決済端末網と取引データによって与信審査の効率が大きく高まり、差別化された金融体験を提供できるとした上で、今後もニーズに合わせた金融ソリューションを広げ、ベトナムの事業者の安定した経営を支援していく姿勢を示しています。
Alliexについて
- 事業概要:決済端末の共有化プラットフォーム(Shared Infrastructure)を通じ、銀行、決済事業者、加盟店を効率的に繋ぐフィンテック企業
- 活動地域:現在はインドネシアを中心にASEAN地域での決済インフラ改革を推進
本記事はAlliex Vietnamの発表をもとに作成されています。
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