トランクルーム利用の不安と実態を調査 費用や環境で事前の懸念とギャップも
株式会社アンビシャスは、全国の一般回答者200人と収納サービス利用経験者200人を対象に実施したトランクルームに関する意識調査の結果を公表した。調査によると、利用前には月額料金や保管環境、セキュリティに対する不安が多く挙げられた一方、実際の利用経験者が困ったと答えた割合はそれらを下回る傾向が見られた。また、利用経験者の半数以上が「自宅が片付いた」と回答しており、収納サービスが住空間を整える手段として評価されている実態も明らかになっている。
認知率は98.5%に達し4割以上が利用に前向き
収納サービスの認知と利用経験について調べたところ、トランクルーム全体の認知率は98.5%となった。種類別では屋外型が85.5%、屋内型が78.0%と、いずれも高い水準を示している。一方で利用経験は屋外型が32.0%、屋内型が28.5%にとどまり、全体の利用経験率は58.5%(200名中117名)だった。なお、この調査はトランクルームをテーマとした事前告知付きのインターネット調査であるため、関心層や都市部在住者が多く含まれる可能性があり、全国世帯普及率(約1%)と比較して高めの水準となっている点に留意が必要としている。

今後の利用意向については、「利用したい」が10.0%、「やや利用したい」が34.5%となり、合わせた利用意向層は44.5%に達した。「該当しない(現在利用している)」は9.0%、「どちらともいえない」は31.5%だった。一方、「あまり利用したくない」の9.5%と「利用したくない」の5.5%を合わせた消極的な回答は15.0%となっている。
利用前の最大の壁は月額料金や保管環境への懸念
現在トランクルームを利用していない理由では、「月額料金が高い」が51.8%で最多となった。次いで「自宅で十分収納できる」が34.5%、「必要性を感じない」が32.4%と続き、コスト面と必要性の双方がハードルとなっている。また、「保管環境が不安」は28.8%、「セキュリティが不安」は26.6%、「近くに施設がない」は23.0%、「初期費用が気になる」は22.3%、「手続きが面倒そう」は15.1%、「どのサービスを選べばよいかわからない」は14.4%だった。

利用するとしたら不安に感じる項目を尋ねた設問でも、「月額料金」が77.5%でトップとなった。以降は「保管環境(湿気・温度など)」が63.0%、「セキュリティ」が50.9%、「初期費用」が41.0%、「出し入れのしやすさ」が39.3%、「解約手続き」が31.8%、「契約内容」が21.4%と並んでいる。
契約前に知りたい情報としては「月額料金」が81.5%、「初期費用」が63.0%で上位を占め、さらに「セキュリティ設備」が58.0%、「空調設備」が51.5%、「利用者の口コミ」が47.0%、「実際の写真」が46.0%、「部屋サイズ」が45.5%と続いた。「キャンペーン」は13.0%にとどまり、基本情報が優先される傾向がみられた。また、契約時に分かりにくそうな項目としては「解約条件」が52.0%で最も高く、「料金体系」が45.0%、「オプション料金」が39.0%となった。

利用経験者の53.5%が「自宅が片付いた」と評価

利用経験者に利用目的を聞いたところ、「季節用品」が41.0%で最多となり、「趣味用品」が36.5%、「引越し」が25.0%、「家具・家電」が19.5%、「衣類」が19.0%、「実家の荷物」が10.5%、「子ども用品」が9.0%、「リフォーム」が7.0%となった。


利用して良かったことでは、「自宅が片付いた」が53.5%で半数を超えた。次いで「季節用品を収納できた」が33.5%、「荷物を安全に保管できた」が27.5%、「必要な期間だけ利用できた」が26.5%、「引越し時に便利だった」が24.5%と続いている。


一方で、利用中に困ったこととしては「月額料金」が39.0%で最多となり、「出し入れ」が28.0%、「湿気・臭い」が24.5%、「清掃状態」が13.0%、「セキュリティ」が12.0%となった。「特になかった」という回答も24.0%あった。改善してほしい点については「月額料金」が53.0%で最も高く、次いで「清潔さ」が24.5%、「空調」が22.0%、「アクセス」が18.5%となり、「契約手続き」は8.0%、「解約手続き」は7.5%にとどまった。


事前の不安と利用後の実態にはギャップも
利用経験不問の200人が挙げた「利用前の不安」と、利用経験者200人が挙げた「実際に困ったこと」を比較したところ、事前の懸念のほうが実際の困りごとよりも高率となる傾向が見られた。
月額料金については利用前の不安が77.5%、利用後の困りごとが39.0%となり、利用前後を通じて最大の課題でありつつも割合には開きがあった。また、利用前の不安として高かった「保管環境(湿気・温度など)」63.0%や「セキュリティ」50.9%に対し、利用経験者が実際に困った割合は「湿気・臭い」が24.5%、「セキュリティ」が12.0%となった。初期費用についても不安視した人が41.0%いたのに対し、利用後に困ったとした人は8.0%にとどまった。一方で、「出し入れのしやすさ」は利用前の不安が39.3%、利用後の困りごとが28.0%で差は11.3ポイントと比較的小さく、利用時にも課題になりやすい傾向が示された。
なお、この比較は同一人物の前後変化ではなく別調査の集計比較であり、「保管環境(湿気・温度など)」と「湿気・臭い」は設問表現が異なる近い概念としての比較となっている。
調査および企業の概要
調査の概要は以下の通り。
- 調査主体:株式会社アンビシャス
- 調査対象:全国に住む10代〜60代以上の男女
- 回答数:400サンプル(利用経験不問200・利用経験者200)
- 回答期間:2026年07月21日から07月22日までの2日間
- 調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
- 調査機関:自社調査
調査を実施した株式会社アンビシャスは、代表取締役会長 兼 社長を田中 正が務め、大阪市中央区南船場1丁目3-5 リプロ南船場8Fに拠点を置く。創業は平成17年10月28日、設立は平成18年7月25日で、資本金は4,000万円。トランクルーム投資「収納ピット」FC本部の運営や不動産コンサルティング業を手掛けている。
本記事は株式会社アンビシャスの発表をもとに作成されています。 全国世帯普及率の出典:https://www.syuno-pit.biz/example/trunkroom189.html
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