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ワコールとISSEY MIYAKEが独自技術を用いた新プロジェクトを発表

(株)ワコールホールディングスの子会社である(株)ワコールは、ISSEY MIYAKEと共同で、ワコール人間科学研究開発センターが開発した独自技術「Melooop(メループ)」を活用した新たなプロジェクト「COCOON BODY(コクーン ボディ)」を制作しました。本プロジェクトは、現地時間 2026年10月2日(金)13:00に2027年春夏パリ・ファッションウィークにて発表されました。

身体と衣服の探究が生んだ共同プロジェクト

本協業は、身体と布を起点とした創作を追求してきたISSEY MIYAKEと、60年以上にわたり人のからだを研究してきた(株)ワコールが、それぞれの知見と技術を掛け合わせて実現した取り組みです。両社には1977年にスタートしたスポーツカジュアルブランド「HAI SPORTING GEAR」に代表される協業の歴史があり、今回のプロジェクトは人のからだへの理解と探究を原点とする両社が新たなものづくりに挑戦したものとなっています。

ISSEY MIYAKEは創業以来、「一枚の布」の思想のもとで人と衣服の関係性や身体性の表現を追求してきました。一方の(株)ワコールは、1964年のワコール人間科学研究開発センター設立以来、女性のからだを「美」「快適」「健康」の視点から研究し、約60年にわたり人体計測データや身体研究の知見を蓄積しています。

裁断や縫製を前提としない新たな造形手法

「COCOON BODY」は、パターン設計や縫製工程を出発点とする従来の服づくりとは異なり、身体そのものを起点として形を生み出すアプローチを採用しています。従来はブラジャーのパッド成形に用いられていた「Melooop」のロボットアームに胴体の型を取り付けることで、衣服の製作と新たな服づくりプロセスの確立を実現しました。

蚕が繭を紡ぐように繊維を吹き付けながら成形することで、従来の縫製や裁断を前提としない造形手法を可能にしています。デジタル技術と立体成形技術を組み合わせることで、身体と衣服のあいだに生まれる余白やつくり手の感覚までを表現し、着用することでしなやかに動き出す造形を生み出しています。

立体メルトブロー技術「Melooop」と研究開発体制

プロジェクトで活用された技術および研究開発拠点の概要は以下の通りです。

  • 立体メルトブロー技術「Melooop」

原料となる樹脂を熱で溶かして紡糸ノズルから押し出し、高速の熱風で引き伸ばして極細繊維化させると同時に繊維同士を熱融着させるメルトブロー法による立体成形技術。接着剤を使用せずに不織布を製造でき、必要な形状を直接成形できるため裁断工程での廃棄材料を低減できます。

  • ワコール人間科学研究開発センター

1964年に設立された(株)ワコールの研究機関。からだを「美」「快適」「健康」の視点から科学的に研究し、蓄積されたデータをもとに新製品開発や新材料・新技術の研究開発を行っています。

本記事は(株)ワコールの発表をもとに作成されています。

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