あきもと歯科、院内技工所を開設 全顎インプラントの被せ物製作期間短縮へ
神奈川県横浜市の医療法人正道会が運営するあきもと歯科は、2026年10月1日、院内技工所「デジタルラボ」を開設しました。全顎インプラント治療「オールオンX」の被せ物について、設計から製作、調整までを院内で完結できる体制を整えました。外部委託により約1か月を要していた製作期間を、条件が整った場合には最短で翌日まで短縮することを目指します。

オールオンXの被せ物を製作できる技術が国内になかったことから、あきもと歯科ではこれまで海外の技工所に発注しており、データのやり取りを含めて完成まで約1か月を要していました。院内で製作を行うことで、条件が整った場合には最短で手術の翌日に装着まで完了できるようになり、通院回数や治療期間の負担軽減を図ります。
全顎インプラント治療は自由診療であり、費用が治療を断念する要因の一つとなっています。外注にかかる技工料を抑えることで、患者が治療を検討しやすい環境の構築を目指します。デジタルラボの運営で得た知見は、院長の秋元 陽氏が代表理事を務める一般社団法人オールオンXインプラント協会を通じて共有される方針です。

院内設備の構成と特徴



厚生労働省の衛生行政報告例によると、歯科技工士の7割以上は外部の歯科技工所に所属しており、多くの歯科医院は被せ物の製作を外部に委託しています。デジタルラボは歯科技工士が運営を担当し、インプラントの被せ物のほか、セラミックの被せ物や入れ歯なども院内で製作します。

口腔内スキャナーで取得した3Dデータをもとに、以下の機材を用いて製作を行います。
- ミリングマシンvhf® R5:全顎12本分をまとめて削り出せる大型機
- 3DプリンターSprintRay:マウスピースや入れ歯などを造形する機械
一般的な院内向けの小型機が1本から3本程度の削り出しにとどまるのに対し、全顎12本分をカバーできる設備を導入しています。なお、デジタルラボは2026年10月1日に稼働を開始していますが、安定稼働までに1か月程度の調整期間を要し、記載の製作期間は調整完了後に見込まれるものとしています。
オールオンXは、歯を全体的に失った患者に対し、4本から6本のインプラントで全顎を支える治療コンセプトです。歯を1本ずつ補う従来の方法に比べ手術の負担を抑えられ、「オールオン4」を発展させたものとして力学的な安定性を高めています。

全顎インプラント治療(オールオンX等)に関する主な留意点は以下の通りです。
- 自由診療であり公的医療保険は適用されません。
- 標準的な費用:片顎175万円〜250万円(税込)※インプラント本数・上部構造・骨造成の有無等により変動(2026年9月時点の金額)
- 治療期間・回数の目安:埋入手術後、最終的な被せ物の装着まで約6か月/通院回数の目安8回(症例により異なります)
- 主なリスク・副作用:外科処置に伴う出血、腫れ、痛み、内出血、神経の損傷による知覚異常、上顎洞への影響、インプラント周囲炎、骨とインプラントが結合しないことによる再手術の可能性など。喫煙、糖尿病、骨粗鬆症などの全身状態により適応とならない場合があります。
「約1か月から最短翌日へ」という短縮期間は院内で完結させた場合に見込まれるものであり、すべての症例に当てはまるわけではありません。
11月に歯科医師向け勉強会を開催
一般社団法人オールオンXインプラント協会は、2026年11月11日(水)に歯科医師を対象とした勉強会を開催します。院長の秋元 陽氏が登壇し、全顎インプラント治療の基礎から安全な外科プロトコルまでの解説や、インプラント埋入の実習を実施します。
- 日時:2026年11月11日(水)19:00〜21:00(受付18:30〜)
- 会場:東京都港区芝5-36-7 三田ベルジュビル6F
- 対象:40歳以下の歯科医師
- 参加費:無料
- 定員:10名
- 主催:一般社団法人オールオンXインプラント協会
医院概要
- 医院名:あきもと歯科(運営:医療法人正道会)
- 院長:秋元 陽
- 所在地:〒221-0866 神奈川県横浜市神奈川区羽沢南2-44-7 HAZAAR 4F
- 公式HP:https://www.akimotodental-hazawa.jp/
本記事は医療法人正道会の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



