Unreal Fest Tokyo 2026開催、UE6の構想やUE5.9プレビューを発表
Epic Games Japanは、2026年11月3日と4日の2日間にわたり、東京・有明のTFTビル西館(TFTホール)にて公式大型イベント「Unreal Fest Tokyo 2026」を開催しました。12年目を迎えた今回は史上最大規模となる30以上のセッションが行われ、ゲームをはじめ自動車、映画・テレビ、建築、シミュレーションなど幅広い分野におけるUnreal Engineの最新技術や活用事例が披露されました。

基調講演では、将来のUnreal Engine 6(UE6)に向けたビジョンや近日公開予定の「Unreal Engine 5.9」のプレビューが発表されたほか、日本のクリエイターによる実績が紹介されました。


UE6に向けたエコシステム統合とブループリント廃止の展望
オープニングの基調講演に登壇したEpic Games CEO兼創業者のティム・スウィーニー氏は、オープンエコシステムへのアプローチやAI支援ワークフロー、開発者の生産性向上を含むUE6の展望を説明しました。同社は、オープンで相互運用可能な基盤の上にUnreal EngineとUEFN(Unreal Editor For Fortnite)を単一の統合エンジンへとまとめる構想を掲げています。主要分野としてUSDやglTFといったオープンスタンダードのサポート強化、VerseとScene Graphの統合を挙げています。
2027年後半に予定される最初のUE6プレビューに向けて大幅なアーキテクチャの刷新も予告されました。ゲームプレイ開発はVerseへ移行し、UE6プロジェクトからはブループリントおよびC++ Gameplay Frameworkが含まれなくなります。この変更は、大規模かつ安定した開発基盤の実現に加え、AIがVerseコードを高精度に読み取れる次世代ワークフローを見据えた判断と説明されています。移行検証はまず『フォートナイト』上で進められ、知見や移行ツールが順次コミュニティへ共有される方針です。また、MCPプラグインを通じて開発者が選択したAIモデルを柔軟に利用できる環境を目指す方針も示されました。


日本発タイトルの世界展開とクリエイター経済の実績
基調講演では、日本のゲーム開発者が持つ創造性と影響力にも言及されました。発売後1か月で100万本以上を売り上げたセガの『Sonic Racing: CrossWorlds』や同IPの『フォートナイト』進出に加え、UEFN開発者出身のLemorion氏とHaganeiro氏による『めっちゃカメレオン』を紹介。同作はSteam発売から2か月で2,000万本以上を売り上げ、Epic Online Servicesの支援により同時接続プレイヤー数34万人のピークを記録しました。





あわせて、UEFNローンチ以降にフォートナイトの開発者へ支払われた累計報酬額が10億ドルを突破したことも明かされました。
Epic Games Japan代表の河﨑高之氏は、発売初週で100万本を突破したバンダイナムコエンターテインメントの『ACE COMBAT 8: WINGS OF THE THIEVES』のほか、『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』、『ペルソナ3 リロード』、今後控える『ペルソナ4 リバイバル』といった採用タイトルを取り上げました。
さらに、近日公開予定の「Unreal Engine 5.9」プレビューが来週公開されることを発表しました。この最新リリースでは、AIワークフローの改善、ターゲットプラットフォームとしてのWeb対応、レンダリングおよびアニメーション機能のアップグレードなどが導入されます。同社は、日本語学習リソースの拡充や技術・ビジネス支援を通じて、国内開発者の次世代技術導入を支援していく姿勢を表明しました。
- イベント名:Unreal Fest Tokyo 2026
- 会場:TFTビル西館(TFTホール)(〒135-0063 東京都江東区有明3-4-10)
- 日程:2026年11月3日(火・祝)・11月4日(水)
- 公式サイト:https://www.unrealengine.com/ja/events/unreal-fest-tokyo-2026
各セッションのアーカイブ映像は、後日公式YoutubeチャンネルUnreal Engine JPにて公開される予定です。
本記事はEpic Games Japanの発表をもとに作成されています。
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