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One Technology Japan、神奈川県のKSAPアーリー編に採択

神奈川県川崎市に本社を置く株式会社One Technology Japanは、神奈川県が実施する「かながわ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム(KSAP)アーリー編」の支援企業に採択された。

本プログラムには34社の応募があり、社会性および経済性の観点による外部有識者の審査を経て、同社を含む10社が選出された。同社は「建設業の人手不足及び技能承継に向けた、建設現場における配管設備等の自動認識・図面変換サービス『insightScanX』」として採択を受けている。

KSAPアーリー編による支援内容

KSAPは、神奈川県が社会課題の解決に取り組むベンチャー企業を対象に実施するアクセラレーションプログラムである。アーリー編では、全6回のオリジナル講座や専任メンターによる個別伴走支援が提供される。

さらに、資金調達・知財・広報など各分野の専門家による助言、投資家・金融機関・大企業等の紹介、最大100万円の支援金の支給などを通じて、ビジネスモデルの磨き上げと事業拡大を支援する。

配管設備をBIMに自動変換する「insightScanX」

日本の既存建築の過半は築30年を超え、竣工図が存在しない、あるいは実態と合わない現場が多く残されている。改修工事には現況の図面が不可欠なため、約40平米の機械室で2週間を要する測り直しと図面起こしが行われており、担い手の減少や技能承継の停滞に伴う改修現場の生産性低下が課題となっている。

採択事業であるinsightScanXは、iPhoneで現場を歩いてスキャンするだけで、AIが配管などの設備を自動認識し、BIM(3D図面)に変換するサービスである。建設知識で部材候補を絞り込んでから解くAIを中核とし、配管の接続順序を学習する方式は特許出願済み(特願2026-177361)となっている。現在は大手空調衛生設備会社との検証を進めており、2027年1月の販売開始を予定している。

同社はKSAP期間中の取り組みとして、作業時間60%削減に向けた「自動化率」の改善(2026年11月に計測開始)や、導入意思のある3社の獲得(2026年12月には「建設DX展」(東京)への出展を予定)、ファイナンスメンタリングを通じた資本政策の設計を進める。

同社代表取締役の河本直己氏は、「KSAPでは、製品を磨くことに加えて、資本政策というこれまで経験のなかった領域をメンターの皆さまから学びます」とコメントしている。

会社概要

  • 会社名: 株式会社One Technology Japan
  • 所在地: 神奈川県川崎市
  • 代表者: 代表取締役 河本直己
  • 設立: 2015年
  • 事業内容: 建設業向けAIサービスの開発・提供——insightScanX(配管設備のBIM変換)/ Smart Home Inspection(住宅検査)/ NEXT GRID(リノベーション現地調査)、システム受託開発
  • URL: https://onetech.jp/

本記事は株式会社One Technology Japanの発表をもとに作成されています。

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