アイシン、フィリピン開催のAEBF-26でペロブスカイト太陽電池を出展へ
愛知県刈谷市に本社を置く株式会社アイシン(取締役社長:吉田 守孝)は、2026年10月5日から9日までフィリピン・マニラで開催される「第26回ASEAN Energy Business Forum(AEBF-26)」に出展します。アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)ブースにおいて、開発中のペロブスカイト太陽電池を紹介する予定です。
今回の出展は、経済産業省 資源エネルギー庁によるAZECの取り組み紹介の一環として実施されます。
国際エネルギーフォーラムのAZECブースに出展
出展先となるAEBF(ASEAN Energy Business Forum)は、ASEANエネルギー大臣会合(AMEM)と併催される国際会議・展示会です。政策立案者、企業、投資家、研究機関などが集まり、エネルギー協力や投資機会についての議論が行われます。2026年は「Clean Energy Unlocked: A Stronger ASEAN」をテーマに、ASEAN地域でのクリーンエネルギー導入拡大や持続可能なエネルギーへの移行が議論される予定です。
展示ブースとなるAZEC(Asia Zero Emission Community)は、日本が提唱するアジア地域のカーボンニュートラル/ネット・ゼロ排出に向けた協力枠組みです。日本、ASEAN各国、豪州などのパートナー国が参加し、各国の実情に応じた多様な道筋で脱炭素化と経済成長の両立をめざしています。
薄ガラスとスプレー塗装技術による高耐久化
アイシンが紹介するペロブスカイト太陽電池は、クリーンエネルギーの地産地消化に貢献する次世代太陽電池として位置づけられており、薄型・軽量で曲面にも設置可能な特徴を持ちます。
開発中の同製品は、太陽電池基板に薄ガラスを用いることで、高性能・高耐久性と軽量化の両立をめざしています。スプレー塗装技術により約1マイクロメートルのペロブスカイト層を均一に形成し、酸素や水蒸気を通しにくい薄ガラスの特性を活かして、20年以上の耐久性を目標に開発が進められています。
発電実証試験の推進と今後の展開
同社はカーボンニュートラルの実現に向けた技術開発を推進しています。実証の取り組みとしては、2025年3月から自社工場で発電実証試験を開始したほか、社外においても自動車販売店や公共施設などで実証試験を実施しています。
同社は今後も環境や社会をより良いものにする技術開発を促進し、経営理念である「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」の実現をめざすとしています。
本記事は株式会社アイシンの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



