ダイレクトクラウド、ハンモックのDX OCRと連携するオプションを提供開始
株式会社ダイレクトクラウドは、株式会社ハンモックが提供する帳票設計不要のAI-OCRサービス「DX OCR」との連携オプションを、2026年9月1日より提供開始した。本オプションは、注文書や請求書を大量に処理する部門や、電子帳簿保存法(電帳法)対応を担う管理部門向けに展開される。複合機やスキャナで読み取った帳票をAIが解析し、抽出データと原本を法人向けクラウドストレージ「DirectCloud」の電帳法対応領域へ直接登録する仕組みを提供する。
紙やFAXによる書類運用では、仕分けや入力の人的負担に加え、紙のまま保管されることでデータ検索や集計に活用できないといった課題が存在する。また、電帳法への対応負担が増加する一方で、入力や確認作業にあたる人手の確保が難しくなっている。
ダイレクトクラウドは、帳票をデータ化する工程と保管・管理する工程を分断せずにつなぐことが有効であると考え、今回の連携オプションの提供に至った。本サービスでは、複合機やスキャナで画像化した帳票を監視フォルダへ格納すると「DX OCR」が自動で取り込み、AIが項目名に対応する値を抽出する。AIの確信度が低い箇所のみを画面上で確認・修正したのち、データと帳票は「DirectCloud」の電帳法対応領域へ自動アップロードされる。取引年月日や取引金額、取引先名などの属性情報が付与され、電帳法が求める検索要件を満たした管理が可能となる。

帳票設計不要で非定型帳票や手書き文字に対応する「DX OCR」
連携対象となるハンモックの「DX OCR」は、帳票設計や事前設定を必要とせず、手書きを含む画像文字をデータ化するAI-OCRサービスである。AIが帳票の構造を解析するため、取引先ごとにフォーマットが異なる非定型の帳票でもテンプレート作成なしで項目の抽出ができる。
文脈を踏まえて活字や手書き文字を認識するAI識字機能や、白文字・網掛け・歪み画像の自動補正機能を備える。さらに、商品マスタや得意先マスタと照合して結果を補完するマスタ参照出力、読み取った取引先名や日付などをファイル名に付与して指定フォルダへ振り分ける機能なども搭載されている。
月間5,000枚の処理で約500時間の削減を見込む試算
ハンモックによる試算では、1枚あたり7分を要していたスキャン、目視確認、入力の作業が約1分へと短縮されるとしている。時給2,000円、月間5,000枚処理の条件で「DX OCR」月次5,000枚プラン(月額100,000円)を利用した場合の試算結果は以下の通りである。
- 1枚あたりの作業時間:7分から約1分へ(約86%の削減)
- 月間の作業時間:583時間から83時間へ(約500時間の削減)
- 月間の支出:116万6,000円から26万6,000円へ(約90万円の削減)
※上記の試算例の金額はすべて税別で、「DirectCloud」の利用料は含まれていない。実際の効果は帳票の種類や運用によって異なる。
提供プランと会社概要
「DX OCR」DirectCloud連携オプションの利用料金は以下の通りとなっている(価格はすべて税別、「DirectCloud」の利用料は別)。
- 年間ライセンスプラン(1年契約・自動更新)
- エントリー:年間12,000枚/年額360,000円(1枚あたり30円)
- ベーシック:年間36,000枚/年額900,000円(1枚あたり25円)
- スタンダード:年間60,000枚/年額1,200,000円(1枚あたり20円)
- プロ:年間120,000枚/年額1,800,000円(1枚あたり15円)
- 月次プラン(契約期間3か月間)
- 月間1,000枚:月額30,000円(1枚あたり30円)
- 月間5,000枚:月額100,000円(1枚あたり20円)
- 月間10,000枚:月額150,000円(1枚あたり15円)
- 初期導入支援費:200,000円(テンプレート設定支援、個別Web会議、オンボーディング2か月)※月次1,000枚プランは0円
株式会社ダイレクトクラウドの概要は以下の通り。
- 会社名:株式会社ダイレクトクラウド
- 所在地:東京都港区東新橋2-12-1 PMO東新橋 7階
- 代表者:代表取締役 安 貞善
- 資本金:4,000万円
- 設立:2004年 5月
本記事は株式会社ダイレクトクラウドの発表をもとに作成。
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