多摩美術大学、元学長のデザイナー五十嵐威暢の追悼展を2026年11月より開催へ
学校法人多摩美術大学(理事長:青柳正規、学長:内藤 廣)は、同大学の卒業生であり元学長・教授を務めたデザイナー・彫刻家の五十嵐威暢(1944–2025)の追悼展「五十嵐威暢 ── プロセスと展開」(英題:Takenobu Igarashi: Process and Development)を、2026年11月14日(土)から12月14日(月)まで八王子キャンパス内アートテークギャラリーで開催する。
2025年2月に逝去した五十嵐への追悼の意を込めた展覧会で、観覧料は無料となっている。グラフィックデザインやプロダクトデザイン、彫刻に至る領域を横断した活動について、制作のプロセスと造形の展開性という視点から構成される。
五十嵐威暢(1944–2025年)は多摩美術大学美術学部デザイン科を卒業後、同大学で教授(1989–93年)や学長(2011–15年)を歴任した。デザイナーとして国内外で評価された後、50歳を機に彫刻家へ転身している。
本展では、単なる年代順やジャンル別の分類ではなく、造形と思考のプロセスと展開に焦点を当てた全8パートで構成される。グラフィックデザインやプロダクト製品、陶や金属、木などの素材を用いた彫刻作品など約70点のほか、スケッチなどの関連資料が展示される。
展示構成のパートは以下の通りとなっている。
- 多摩美術大学のシンボルマーク
- 八王子キャンパスの野外彫刻 《Dragon Spine》
- かたちのいのち──動物イラストレーションから
- 立ち上がる文字──ART & DESIGN
- 層構造が奏でる響き
- 世界のMoMAと
- PARCOのロゴ
- つくることによって、人は本当の生を得ている
UIスケッチやパルコのネオンサインを展示
会場では、五十嵐がデザインを手がけた多摩美術大学のシンボルマークについて、アイデア図などのスケッチが公開され、デザイナーの思考と制作プロセスが紹介される。
また、渋谷パルコPART3のためにデザインされ若者文化のアイコンとなった通称「五十嵐ロゴ」に関連し、松本パルコ(2025年2月閉店)に掲げられていたネオンサイン「P」が展示室内に設置される。このほか、MoMA(ニューヨーク近代美術館)での仕事なども取り上げられる。
学長らによる座談会や関連イベントを実施
会期初日となる11月14日(土)13:00から14:30には、八王子キャンパス レクチャーホール Aホールにて座談会「五十嵐威暢のデザインとアート」が開催される。建築家で学長の内藤廣をはじめ、佐賀一郎(グラフィックデザイン学科教授)、濱田芳治(生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻教授)、佐竹邦子(絵画学科版画専攻教授)が登壇し、多摩美術大学美術館館長の大島徹也が司会を務める。参加費は無料で事前申込みは不要となっている。
11月28日(土)14:00からは本展監修者の大島徹也によるギャラリートーク(約40分、申込み不要・参加費無料)が行われるほか、12月12日(土)には小学生を対象とした「たまびで!おしゃべり鑑賞会」(各回定員10名、無料、ウェブサイトより要応募)が実施される予定となっている。
展覧会の開催概要
本展の概要は以下の通りである。
- 展覧会名:五十嵐威暢 ── プロセスと展開(英語表記:Takenobu Igarashi: Process and Development)
- 会期:2026年11月14日(土)~12月14日(月)
- 休館日:日曜日、および11月21日(土)※特別休館日
- 開館時間:10:30~18:30
- 観覧料:無料
- 会場:多摩美術大学 八王子キャンパス アートテーク 101–105ギャラリー(〒192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723)
- 主催:多摩美術大学
- 企画:多摩美術大学美術館
- 監修:大島徹也(多摩美術大学美術館館長/多摩美術大学芸術学科教授)
- 学術協力:佐賀一郎(多摩美術大学グラフィックデザイン学科教授)
- 協力:五十嵐威暢美術館かぜのび、金沢工業大学 五十嵐威暢アーカイブ、株式会社竹尾、大塚オーミ陶業株式会社、株式会社パルコ
- 協賛:株式会社中川ケミカル
- 後援:八王子市教育委員会、町田市教育委員会
- 公式WEB:https://museum.tamabi.ac.jp/
本記事は学校法人多摩美術大学の発表をもとに作成。








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