京都 清宗根付館が10月企画展 躍動する根付 の展示作品を紹介
現代根付を中心に根付を専門に紹介する美術館である京都 清宗根付館は、10月の企画展「躍動する根付」展で展示している作品の一部を公開しました。同館では「気韻生動」とされる日本美術の美意識のもと、リアリティを超えた造形やダイナミックな動きを感じさせる根付作品が展示されています。
躍動する根付展の主な展示作品
企画展「躍動する根付」展では、対象の本質に着目し、精緻な技術で作り手の意図を浮かび上がらせた作品が揃っています。展示されている主な作品は以下の通りです。
- 「大森彦七と鬼女」作者:森 哲郎(1960~)/大きさ:高4.7cm/素材:黄楊
南北朝時代の武将・大森彦七が、楠木正成の霊である鬼女を名刀の威徳で退治した逸話を題材にしています。


- 「夢流 無何有郷」作者:及川 空観(1968~)/大きさ:高4.5cm/素材:象牙
川に飛び込んで魚を捕まえようとする少年と、水しぶきが様々な動物の精霊となって守護する様子を描き、写実と空想が混然一体となった作品です。
- 「牡丹」作者:糟谷 一空(1949~)/大きさ:高5.5cm/素材:黒柿・水牛角
わらぼっち(藁囲い)をかぶり、冬の寒さに耐える牡丹の凛とした気高さを表現しています。
- 「鷹」作者:齋藤 美洲(1943~)/大きさ:高4.0cm/素材:象牙
丸いフォルムの中に鷹と兎を配置し、諺「兎を見て鷹を放つ」を題材としています。
- 「会心の技」作者:齋藤 美洲(1943~)/大きさ:高4.4cm/素材:黄楊
力技の応酬の末に、相手の隙をついて叩き込みで締めくくった大一番の様子を描いています。


次世代作家の育成とゴールデン根付アワード
京都 清宗根付館では、根付の次世代作家を育成することを目的に、毎年優れた発想と高い技法を備えた作品をノミネートし、最優秀作品に「ゴールデン根付アワード」を授与しています。大衆文化の審美眼から育まれた親しみやすさや技巧を凝らした作品が集まっています。
京都 清宗根付館の概要
京都 清宗根付館は、公益財団法人 清宗財団代表理事・館長であり佐川印刷株式会社 取締役名誉会長の木下宗昭の発意によって設立された、日本で唯一の根付を専門とする美術館です。佐川印刷のメセナ事業による支援のもと2007年9月に開館しました。

京都市指定有形文化財であり、武家屋敷と京町家の特性を併せ持つ郷士の邸宅「旧神先家住宅」に、現代根付約400点が展示されています。

- 所在地:京都市中京区壬生賀陽御所町46番地1
- 公式サイト:https://www.netsukekan.jp/
- 問い合わせ先:佐川印刷株式会社 営業企画室(広報担当)TEL:075-934-8010、E-mail: sp-eigyokikaku@spcom.co.jp



本記事は佐川印刷株式会社の発表をもとに作成しました。
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