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内藤健著の書籍アズキの起源が講談社科学出版賞に選出

東京書籍株式会社から刊行された内藤 健氏の著書『アズキの起源』が、講談社科学出版賞に選ばれた。本書は、アジアに存在するアズキのゲノム解析などを通じて、アズキの栽培が縄文時代の日本から始まったとする「アズキ縄文起源説」に至る過程を描いた植物学ノンフィクションである。

定説を覆すアズキ縄文起源説

日本にある作物の多くは海外に起源を持ち、日本起源の作物はヒエやワサビなどごく一部に限られると考えられてきた。アズキもイネやムギと同様に大陸が起源とされてきたが、アジアに存在する多数のアズキのゲノムを読み解くことで、アズキの栽培の始まりが縄文時代の日本であることが明らかになった。本書では「ゲノムを読むとはどういうことか」「ゲノムを読むと何がわかるのか」を解説しながら、赤いアズキの起源に迫っている。

著者による受賞コメント

著者の内藤 健氏は受賞にあたり、日本から大陸に広がった作物があり、それがアズキであることを自身が発見したことへの驚きを述べている。世界中のアズキを収集した先輩研究者がいる研究所に所属したことや、ゲノム解読技術の進展、解析のスペシャリストとの連携、考古学者による縄文時代のアズキ利用に関する証拠の蓄積など、複数の条件が揃ったことで達成された成果であるとしている。また、「日本の歴史を書き換えるような話なので、多くの方に読んで欲しい」とコメントを寄せている。

著者プロフィール

内藤 健(ないとう けん)氏は1978年滋賀県出身。京都大学大学院農学研究科修了、博士(農学)。農研機構遺伝資源研究センター上級研究員を務める。波打ち際や石灰岩の上などの環境に生えている野生アズキの研究を専門とし、東京大学大学院の客員教授として教育にも従事している。共著に『ゲノムでたどる古代の日本列島』(東京書籍)、『植物の超階層生物学』(文一総合出版)などがある。

書籍概要と目次

本書の構成および概要は以下の通りである。

  • 書名:『アズキの起源』
  • 著者:内藤 健
  • 定価:2,090円(本体1,900円+税10%)
  • 仕様:四六判・224頁
  • URL:https://www.tokyo-shoseki.co.jp/product/books/81888/

目次

  • 第1章 アズキ研究前夜
  • 第2章 地図を作れ アズキゲノムという名の地図を
  • 第3章 アズキの歴史と我が家の歴史
  • 第4章 アズキの起源は日本以外ない
  • 第5章 遺伝学と考古学が完全に一致
  • 第6章 中国起源説を覆せ

発行元について

発行元の東京書籍株式会社は1909(明治42)年創業。「教育と⽂化を通じて⼈づくり」を企業理念とし、小・中・高等学校の教科書発行をはじめ、デジタル教材の開発・販売、教育総合ポータルサイト運営、各種評価事業、一般書籍の発行などを手掛けている。

本記事は東京書籍株式会社の発表をもとに作成されています。

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