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なかよし学園が加古川市立山手中学校で講演会 世界とつながる学びの実践を報告

特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトは2026年9月17日、兵庫県加古川市立山手中学校において「世界とつながる学びプロジェクト」講演会を実施した。代表理事の中村雄一氏が生徒たちに向けて講演を行い、学校での学びを行動に移し、答えのない問題に向き合う重要性を伝えた。

会場では、山手中学校の生徒会が制作した手作りうちわが海外の教育現場で活用された様子が報告されたほか、地域農業を担う地元企業との新たな連携プロジェクトも明かされた。

生徒が制作したうちわをネパールなどの授業で活用

講演会に先立ち、山手中学校の生徒会は「世界の誰かのために、自分たちに何ができるだろう」という問いからうちわを作成し、なかよし学園プロジェクトに託していた。このうちわは2026年6月に実施されたネパール・ルンビニ地域教育支援プロジェクトをはじめ、ルワンダやカンボジアへ届けられた。

ネパールのShree Kotahi Basic Schoolでは、うちわとブンブンごまを組み合わせ、「人間はどのように生活を便利にしてきたのか」を考える探究型教材として活用された。9月17日の講演でも、中村代表はうちわやブンブンごまを通じて扇風機やエアコンへと発展するイノベーションの仕組みを紹介し、学ぶことで課題を解決し、社会や平和に貢献していく意義を生徒たちへ説いた。

当日は、ネパールから持ち帰られた伝統的な「カタ」が山手中学校へ贈呈された。なかよし学園プロジェクトでは、日本から支援を届けるだけでなく、現地の反応や成果を日本へ還す双方向の教育モデル「CoRe Loop」を実践している。

活動の報告を受けた山手中学校の生徒会長は、自分たちの作ったうちわが役立っている様子を見て、自分でも誰かの役に立ち笑顔にできると実感したと述べた上で、今度は自分からできることを探して誰もが平和に暮らせる世界へ向けて行動を起こしたいと語った。

地元企業の八幡営農と連携し加古川パスタを世界へ展開

講演会には、加古川市八幡町で地域農業を担う株式会社八幡営農の代表取締役である大山定造氏も参加した。同社は加古川市八幡地区の6集落、624戸の農家が参加して始まった企業で、日本初の品種登録デュラム小麦「セトデュール」を栽培し、純国産の「加古川パスタ」を展開している。

現在、山手中学校の生徒たちは地域企業の協力を得て加古川パスタを使ったメニューを考案しており、地域のカフェレストランで提供された売上を寄付につなげる取り組みを行っている。今後はなかよし学園プロジェクトが加古川パスタを海外へ持参し、ルワンダ、カンボジア、ネパールなどの現地食材と組み合わせて調理する計画が進められている。さらに、規格外などで十分に活用されない野菜を活用したドレッシングづくりのプロジェクトも始動している。

実施概要

  • 事業名:世界とつながる学びプロジェクト
  • 実施日:2026年9月17日
  • 実施場所:兵庫県加古川市立山手中学校
  • 実施団体:特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
  • 講師:代表理事 中村雄一
  • 主な内容:ネパール・ルワンダ・カンボジアでの活動報告、山手中制作うちわの海外実装報告、「システム」をテーマとしたSTEAM教育、ネパールからのカタ贈呈、平和教育、地域企業との連携

本記事は特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトの発表をもとに作成。

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