Dellows News

リヴォルヴ学校教育研究所、はじめての英単語カレンダーシリーズを無償提供

特定非営利活動法人リヴォルヴ学校教育研究所は、全国の小中学校やフリースクール等に提供している「はじめての英単語カレンダー(A3判両面カラー)」について、改良を加えた準拠動画やタイピングアプリを加え、シリーズ全教材の無償提供を開始した。英語教育の早期化に伴う苦手意識や、不登校の背景にあるLD(学習障害)・ディスレクシアなどの課題に対応する。丸暗記に頼らず、子どもが自分で考えて読み書きする楽しさを実感できるよう工夫されている。

多彩な手がかりで学びを支えるマルチフック法

教材には、独自の手法である「マルチフック法」が取り入れられている。カレンダー形式の紙面には、小学校で習う基本英単語(約7割)と暮らしの中でよく見聞きする単語(約3割)が織り交ぜられており、机に向かうことが難しい子どもでも日常の中で自然に学べる環境を整える。

また、アルファベットの「音」と「文字」の関係に着目した「音のたし算・引き算」の仕組みを採用している。例えば dog や not の間に dot を配置するなど、文字をパズルのように入れ替えることで、教科書に出てこない語も推測しながら読む力を育む。

視覚と音声を活用した動画とタイピングアプリ

今回改良された準拠動画では、up の文字に cup が重なり、cup が cut に変化する様子を目で確認しながら音声を聞くことで、音韻的な気づきが得られる構成になっている。2回目の読み上げ時には日本語の意味も添えられ、考えて聞き取れるよう改良された。

あわせて無償配布が開始されたスペリング練習アプリでは、オリジナルの文字わくや日本語訳、音声を手がかりに練習を行う。前後の単語とのつながりを考えながら取り組むことで、受け身の学習を防ぎ、学習効率を高める工夫が施されている。

手引きの公開と学校などへの寄贈の取り組み

教材は、学校や家庭、フリースクールなどで活用できるよう、教材PDFと大人向け・子ども向けの「利用の手引き」が無償公開されている。また、文部科学省の児童生徒向けポータルサイト「きみの好き!応援サイト たのしくまなび隊」にも掲載された。

同研究所では、全国の小中学校や営利を目的としないフリースクール等を対象に、「はじめての英単語カレンダー」(A3判・両面カラー印刷版)計10,000部を無償提供するプロジェクトも継続して受け付けている。

代表理事の小野村 哲氏は、学習を強いるのではなく主体的な学びを促すことの重要性を挙げ、「『はじめての英単語カレンダー』シリーズの普及が、学びを再考する契機となること、それによって1人でも多くの子どもたちが学ぶことの楽しさを取り戻せることを願っています」としている。

団体概要

  • 団体名:特定非営利活動法人リヴォルヴ学校教育研究所
  • 代表者:代表理事 小野村 哲
  • 所在地:〒305-0031 茨城県つくば市吾妻1丁目10-1 つくばセンタービル1F co-en Office C
  • 設立:2000年11月
  • 事業内容:LD・ディスレクシア等の特性に配慮した教材開発・研究、不登校・学習困窮児童生徒への学習支援(むすびつくばライズ学園等の運営)、学習コンテンツサイト「ライズぷらす」の運営
  • URL:https://www.rise-plus.net/

本記事は特定非営利活動法人リヴォルヴ学校教育研究所の発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間