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TOPPAN傘下のIrplastが高機能BOPPフィルムの新製造ラインを導入

TOPPANホールディングス株式会社のグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:野口 晴彦)の傘下で、イタリアのフィルムメーカーであるIrplast S.p.A.(本社:イタリア・トスカーナ州、CEO:Fausto Cosi)は、環境配慮型パッケージの基材となる高機能BOPP(二軸延伸ポリプロピレン)フィルムの新製造ラインを導入しました。リサイクル適性の高い単一素材(モノマテリアル)化やプラスチック使用量の削減に貢献する供給体制の強化を目的としており、2026年9月15日に稼働式が開催されました。

本製造ラインの導入により、同時二軸延伸プロセス「LISIM」(※1)を活用した優れた耐熱性、機械的強度(※2)、高い透明性を兼ね備えた高機能BOPPフィルムの供給基盤が強化されます。

新製造ライン導入の背景と生産体制

欧州における包装・包装廃棄物規則(PPWR)をはじめとする環境規制強化を背景に、プラスチック資源循環に向けた脱アルミ化やモノマテリアル化へのニーズが高まっています。従来の複合素材パッケージからPP単一素材への切り替えを可能にする高機能BOPPフィルムが注目される中、TOPPANグループはパッケージ基材フィルムの供給拡大を進めています。

同時二軸延伸技術を保有するIrplastは、独自の熱収縮を最小限に抑える技術ノウハウにより、高機能BOPPフィルムの生産を行っています。今回の新製造ライン導入により、既存の生産能力と合わせて工場全体で年産最大約30,000トン規模の供給体制を確立し、高付加価値フィルムの生産効率化を図るとともに、欧州をはじめとするグローバル市場の需要に対応していく方針です。

新製造ラインの特長

新製造ラインの主な特長は以下の通りです。

  • 同時二軸延伸技術による高付加価値用途の開発

ブルックナー社(Bruckner)の同時二軸延伸プロセス「LISIM」による均一な物性と優れた寸法安定性を活かし、レトルト殺菌処理をはじめとする厳しい条件・環境下でも形状や強度を維持できる高機能パッケージ用途の開発を推進します。また、高耐熱・高強度なBOPPフィルムの活用により、顧客のPP包材におけるモノマテリアル化への移行に貢献します。

  • パッケージの薄肉化によるプラスチック使用量の削減

フィルムの優れた機械的強度を活用して薄肉化を推進し、パッケージに必要な機能を保持しながらプラスチック使用量を削減することで、省資源による環境負荷低減に貢献します。

今後の展開と展示会への出展

TOPPANとIrplastは、本ラインによる商業生産を2026年後半までに確立させ、欧州をはじめとするグローバル市場向けに高機能BOPPフィルムおよび各種関連パッケージを提供していく計画です。また、TOPPAN独自の透明バリアフィルム「GL BARRIER」(※3)のモノマテリアル包材向け新基材としての活用に向けた開発を進め、リサイクル適性と高いバリア性を両立した環境配慮型パッケージの展開を推進するとしています。

なお、本件の概要は、2026年10月14日(水)から16日(金)に東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026 -2026東京国際包装展-」のTOPPANブース(東2ホール:小間番号2R10)にて紹介されます。

※1 「LISIM」:Irplast社が導入しているブルックナー社(Bruckner)の同時二軸延伸技術です。 URL:https://www.irplast.com/bopp-film-division/ ※2 機械的強度:引張強度や引き裂き強度、耐突き刺し強度、耐衝撃強度など ※3 「GL BARRIER」:TOPPANが開発した優れたバリア性能を持つ透明バリアフィルムの総称です。独自のコーティング層と高品質な蒸着層を組み合わせた多層構造で、安定したバリア性能を発揮します。 URL:https://www.toppan.com/ja/living-industry/packaging/products/barrier_film/

本記事はTOPPAN株式会社の発表をもとに作成されています。

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