Dellows News

コンスタンチン・チャイキンが新作Wolf発表 満月期間のみ表示する独自機構搭載

独立時計師のコンスタンチン・チャイキン(Konstantin Chaykin)は、「East」コレクションの第2弾となる新作腕時計「Wolf」を発表した。文字盤を顔に見立てる「Wristmons」シリーズの新作で、東アジアの伝統において祖先や武勇の象徴とされる狼をモチーフにしている。両目で時刻を示すほか、満月の前後期間のみ狼の口の中に月が現れる独自の表示機構を備えている。

構想7年のEastコレクションと今後の展開

コンスタンチン・チャイキンは2018年に東洋の動物や鳥をモチーフとしたスケッチに着手し、7年の構想を経て独立した「East」コレクションとして展開を開始した。Wristmonsシリーズにおいて、共通の文化的背景を持つ複数のキャラクターをひとつのシリーズとして展開するのは同コレクションが初めてとなる。

第1弾として2025年のGeneva Watch Daysで「Panda Titanium」が発表されており、今回の「Wolf」は第2弾にあたる。シリーズの最後を飾る「Tiger」は2029年に発表される予定で、自社製キャリバーを搭載した限定モデルとなり、それまでに登場する4本すべてのWristmonsを購入したコレクターのみに購入権が付与される予定としている。

狼の表情と耳を再現した外観デザイン

外観はブラック、グレー、シルバーを基調とし、白い牙とダークレッドの口内をアクセントに配色されている。文字盤の左目が「時」、右目が「分」を表示し、時間の経過とともに表情が変化する仕組みとなっている。

ケース上部のラグは細く尖った形状に仕上げることで狼の耳を表現した。文字盤には波状のギヨシェによる立体的なレリーフを施して毛の流れを再現し、鼻筋にはダークカラーの幾何学的なレリーフを配置している。目やロゴなどの描画には手作業による高精度パッド印刷が採用され、複数の層を重ねて印刷されている。また、ベゼルには文字インサートなどを設けず、放射状のブラッシュ仕上げが施されている。

満月の期間だけ口に月が現れる独自機構

技術面における最大の特徴は、独自に開発された「満月期間表示」である。従来のムーンフェイズのように月の満ち欠け全体を表示するのではなく、満月の前日から当日、翌日までの期間のみ狼の口の中にディスク状の月が現れ、その後は瞬時に初期位置へと戻る構造となっている。

この機能を実現するため、Joker-indicationモジュールが再設計された。搭載される自動巻きムーブメント「K.18-28」は、スイスのLa Joux-Perret G200をベースに同社向けに改良されたもので、モジュール単体で111個の部品から構成される。満月期間表示はリューズから調整可能となっている。

Wolfの主な製品仕様

本作は数量限定ではなく通常生産モデルとして展開される。主な仕様は以下の通り。

  • コレクション名:East
  • モデル名:Wolf
  • ムーブメント:自動巻き K.18-28(ベース:La Joux-Perret G200、Joker-indicationモジュール:111部品)
  • 石数/振動数:36石/毎時28,800振動
  • 精度/パワーリザーブ:日差 −10〜+10秒/約68時間
  • 機能:ディスク式「時」表示(10時位置)、「分」表示(2時位置)、満月期間表示
  • ケース:ステンレススチール製(38部品)、径40mm、厚さ12.15mm
  • 風防:反射防止コーティング付きサファイアクリスタル
  • 防水性能:30m
  • ストラップ:高品質レザー製専用ストラップ

本記事はコンスタンチン・チャイキンの発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間