第10回インターミディエイター・フォーラム2026が11月15日に開催へ
東京都世田谷区に本社を置き、CEOを松原朋子が務めるphilosophy communication株式会社が事務局を担う第10回「インターミディエイター・フォーラム2026」が、11月15日(日)に開催されます。会場となる九段会館テラス(東京都千代田区)での実施に加え、オンライン参加やアーカイブ視聴にも対応します。
本フォーラムは「人間・自然・機械との協働」を掲げて対話を重ねてきた催しで、第10回を迎える今回は、人間・自然・機械の関係が再定義される時代における人間像や、新たな協働社会への道筋を示すとしています。
協働の原理転換と新たな人間像を提示
フォーラムでは、AGI(汎用人工知能)やASI(人工超知能)などの変化が想定される2050年前後や22世紀以降を見据え、自律性を失わずに協働する未来を選択できるか、そしてリーダー・フォロワー関係を前提としない自律・分散・協働型の社会を築けるかという問いを投げかけます。
リーダー依存型の協働が指示待ちのフォロワーを生むのに対し、違いを認めながら非連続的な変化を引き起こし、望ましい関係変化やアウトカムを生み出す存在として「インターミディエイター」を位置づけています。人と人、組織と組織、人間と自然、人間と機械、知と知など、異なる文化や文脈の媒介にとどまらず、既存の認識や境界自体の再編成を目指す人間像として価値創造のあり方を提示します。
大規模社会において制度化されたリーダー中心の協働原理についても議論を展開します。ジャレド・ダイアモンドの著作『商人・預言者・指導者・王』の考察に触れつつ、社会の大規模化により生まれたリーダーが現代ではフォロワーを再生産し、自律性やイノベーションを阻害しているという逆説を指摘しています。
フォーラムではリーダーの資質向上ではなく、リーダー・フォロワー関係を前提としない協働を大規模社会でいかに成立させるかを探り、近現代に定着した協働原理の組み替えを試みるとしています。
10年におよぶ知的実践の広がり

2014年開始の世界構想プログラムでは、当初からAIやAL(人工生命)、ロボットを含む「人間・自然・機械との協働」を掲げてきました。世界経済フォーラム(WEF)による働き手の中核スキル変化の予測や、経済協力開発機構(OECD)が提唱するCo-agency、経済産業省が2022年の「未来人材ビジョン」で掲げた能力など、国内外の議論とも問題意識が重なり合っています。
2015年の講座開設を経て、2016年に始まった本フォーラムにはこれまで600人以上が参加しました。関連プログラムを通じて概念に触れた人数は3,000人以上におよび、審査を経た認定者は2026年10月現在で18人となっています。参加者の属性は、イノベーション推進者、新規事業開発担当、研究者、デザイナー、エンジニア、医師、経営者、行政職員、NPO関係者など多岐にわたり、20代から70代までの多様な層が集まっています。
発起人は、回を重ねても媒介について語りあう事柄は尽きないとしたうえで、「インターミディエイターは特定領域の特殊な役割ではなく、人間の存在様式そのものだと考えています」と述べています。
開催概要とプログラム
本フォーラムは所属組織や役職、受講歴を問わず参加が可能で、会員登録や入会金、年会費は不要となっています。なお、インターミディエイターは設樂剛事務所の登録商標です。

- イベント名:第10回「インターミディエイター・フォーラム2026」
- 日時:2026年11月15日(日)13:00〜18:30
- 会場:九段会館テラス(九段下駅から徒歩1分)/オンライン参加・アーカイブ視聴も可
- お申し込み締切:11月11日(水)
- 主催事務局:philosophy communication株式会社
- 詳細・お申し込みURL:https://www.intermediator.jp/imf2026(申込用別URL:https://www.worldmaking.jp/ifm2026-registration)
- PDFご案内状:https://www.archipelagos.jp/IntermediatorForum2026.pdf
当日は13時開場、13時15分のオープニングに続き、「インターミディエイター」の解説や自己評価と対話を行う「Ⅰ. Introduction」、仕事の場を題材にSmall Worldの構想・制作を行う「Ⅱ. Innovation」、人間像としての媒介者を語る「Ⅲ. VisionTalk」が予定され、最後に対話と懇親の場である「Symposion」が実施されます。
本記事はphilosophy communication株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



