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マイブックの3刷重版が決定 累計300万部超

1999年秋に初めて刊行され、累計発行部数300万部を超えるロングセラーとなっている『マイブック』について、3刷の重版が決定しました。昨年は24年ぶりに18万部を突破したほか、11月2日放送のNHK「あさイチ」でも紹介されています。中面には日付と曜日のみが印刷されており、手帳や日記、備忘録などとして自由に使える仕様です。

若い世代を中心に広がる日記需要

日記やジャーナリングが世界的な広がりを見せるなか、同書は若い世代を中心に支持を集めています。ブームとなった直近2年間における購買層の約3割を20代以下が占めており、日々の出来事を記録するライフスタイルが浸透しています。

背景には、SNSが日常に浸透したZ世代における、デジタルから少し離れて自分自身と向き合いたいというニーズがあります。SNS上で日記を共有する「日記界隈」の投稿が認知拡大の契機となった一方、購入者の多くは発信目的ではなく、自分のために日々の出来事や気持ちを記録する用途で活用しています。

本としての仕様と手軽な価格設定

同書は手帳や文具ではなく、1冊の「本」として日々を記録できる点が特徴です。通常の文庫本よりもしっかり開く製本方法が採用されているほか、新潮文庫ならではのスピン(栞)が備わっています。

白紙のページ構成であるため、縦書きや横書きの筆記だけでなく、絵を描くことや、シールやチケットを貼り付けるカスタマイズに対応します。税込572円という価格設定も、利用者が気軽に始められる要素となっています。

東アジアを中心とする海外市場での伸長

海外展開も進んでおり、2026年版は海外で1万部以上を売り上げました。特に東アジア地域での支持が突出しており、その半数を占める中国ではSNS「小紅書(シャオホンシュー)」のライブコマースを機に需要が高まりました。

本年も発売前時点で海外書店からの注文が昨年の発売前時点の2倍を超えています。韓国の主要書店である教保文庫では、発売から1か月未満の時点で昨年版の累計売上の1.7倍を販売し、週間ベストランキングの日本書籍部門で第1位を獲得しました。手書きや書き写しを楽しむ「ライティングヒップ」のトレンドも影響しているとみられます。台湾でも、ジュンク堂書店台北明曜店とジュンク堂書店ららぽーと台北南港店の日本書籍部門において、週間ベストランキング第1位を記録しました。

書籍概要

  • タイトル:マイブック―2027年の記録―
  • 著者名:大貫卓也/企画・デザイン
  • 発売日:2026年9月28日
  • 造本:文庫
  • 定価:572円(税込)
  • ISBN:978-4-10-120879-4
  • URL:https://www.shinchosha.co.jp/book/120879/
  • 特設サイトURL:https://www.shinchosha.co.jp/special/mybook/

初回分には、新潮文庫の名作を引用した全4種のオリジナルしおりがランダムで封入されています。

本記事は株式会社新潮社の発表をもとに作成されています。

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