三協がKANSAI DX AWARD 2026でグランプリを受賞
物流アウトソーシングや物流改善支援を手がける株式会社三協は、関西デジタル・マンス実行委員会が主催する「KANSAI DX AWARD 2026」においてグランプリを受賞した。表彰式は2026年10月29日に行われた。自社開発の倉庫管理システム(WMS)による業務標準化や短時間勤務を可能にする現場づくり、外部企業へのノウハウ展開が高く評価された。
物流の現場では取引先ごとの出荷ルールや商品知識が個人に蓄積しやすく、業務の属人化が課題となっていた。また、子育てや介護などの事情でフルタイム勤務が難しい働き手も多い。これに対し同社は、取引先ごとのルールや判断基準をシステム側に組み込み、経験の浅い人や短時間勤務のスタッフでも迷わず作業できる環境を整えた。
自社開発のWMSにより作業手順や進捗、在庫情報を現場全体で共有し、バーコード検品と組み合わせて個人の記憶や注意力への依存を低減させている。社内のシステムエンジニアと現場が連携して改善を重ねる体制も構築した。

柔軟な働き方の導入と品質管理の徹底
業務標準化によって円滑な作業引き継ぎを可能にし、1日8時間勤務や毎日の出勤を前提としない物流運営を実現している。生活に合わせた短時間勤務を可能にする一方で物流品質も維持し、2025年には出荷業務を受託する全取引先約100社において誤出荷・未出荷ゼロを達成した。2026年も10月31日時点でゼロを継続しているという。
外部企業へ向けた「物流改善代行」も展開
自社物流センターで培ったノウハウは「物流改善代行」として外部企業へも展開されている。既存の施設や人員を残したままDXを進めたい企業に対し、現場の分析から改善策の設計・実行、定着までを一貫して支援する。紙や手作業による管理、属人化といった課題を解消し、生産性向上を支援している。
今後は現場改善とシステム開発をさらに進めるとともに、自社物流を運営する企業への支援も広げていく方針だ。なお、今回の受賞につながった仕組みを公開する物流センター見学会も開催されている。
株式会社三協 概要
- 会社名:株式会社三協
- 所在地:大阪府東大阪市
- 代表者:代表取締役 山田孝治
- 設立:1968年
- 事業内容:物流アウトソーシング事業、物流改善代行、物流改善コンサルティング、物流システム開発(WMS)、EC物流、化粧品物流、アパレル物流
- ホームページ:https://www.kk-sankyo.com/
本記事は株式会社三協の発表をもとに作成。
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