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エヌエスティ・グローバリスト、浸水対策の拠点浸水アラートを提供開始

エヌエスティ・グローバリスト株式会社は、遠隔監視ソリューション「SR-IMAGE」を活用した浸水対策システム「拠点浸水アラート」を、工場や事業所を持つ企業向けに提供開始します。

本システムは、電池駆動の浸水監視装置が最大3個のセンサーで水位を3段階で監視し、異常を検知した際は管理者にメールで通知する仕組みです。現場のデータ収集に自営のプライベートLoRaを用いることで、LoRaネットワーク内の通信費ゼロ円を実現し、装置ごとの回線契約や電源工事を不要として維持コストの抑制を図ります。

水害の早期検知と企業のBCP対策を支援

近年、線状降水帯による集中豪雨など自然災害の激甚化や突発化が進み、都市部では地下駐車場や事業所の低層部が短時間で浸水する「都市型水害」が増加しています。浸水による拠点の機能停止はサプライチェーンの寸断などを招くリスクがあります。

一方で、浸水が起きやすい地下や設備室、屋外などは電波が届きにくく電源確保も難しい環境が多く、監視地点ごとの通信費や設置工事の負担が課題となっていました。本ソリューションは、こうした環境下での早期異常検知を可能にし、企業のBCP(事業継続計画)を支援します。

現場に設置された浸水監視装置は、異常通知と電圧計測値をプライベートLoRaで送信します。250mWの高出力送信と高感度受信の組み合わせにより、見通し距離10kmの通信を実測で確認しており、中継局による最大12段ホップにも対応します。これにより、鉄扉やコンクリートに囲まれた閉鎖空間、広大な工場の敷地、地下施設などでも通信エリアを拡大できます。

データはJC-STAR★1認証取得ルータに集約され、LTEまたは固定回線を通じてクラウドへ送られます。クラウド上で異常が判定されると管理者にメールが一斉通知され、管理者はPCやスマートフォンからリアルタイムに状況を把握できます。また、オプションとして赤色灯や警報ブザーとの連動、監視カメラによる現場確認にも対応します。

電池駆動による省コスト運用と柔軟な設置

浸水監視装置は単一電池で駆動し、電源工事を伴わずに地下ピットや屋外の水路沿いなどに設置できます。電池寿命は平常利用の条件で最大約1年動作し、電池残量はクラウド上で一括管理が可能です。

※電池寿命は、浸水検知センサー1個接続・5分間隔の観測と、主電源の電圧計測値を付与した死活監視1日1回送信という平常利用の条件での最大値です。センサー数、使用環境、異常通知の頻度などにより短くなる場合があります。

水位の監視は、最大3個の浸水検知センサーにより3段階で把握できるほか、センサーを2個以上設置することで指定時間内の急激な水位変化も検知します。

主な仕様と想定される活用環境

システムの主な仕様は以下の通りです。

  • 浸水検知:最大3個のセンサーで水位を3段階で監視(センサー2個以上の設置で短時間の水位変化を検知)
  • 異常通知:管理者への異常メール通知
  • 周辺警報:赤色灯・警報ブザーとの連動(※オプション)
  • 画像確認:カメラを設置して静止画・動画で現場の状況を確認可能(※オプション)
  • 浸水監視装置の電源:電池駆動(単一電池、最大1年動作)、主電源の電圧値をデータ管理
  • 通信方式:現場はLPWA(プライベートLoRa、250mW高出力・高感度受信)、クラウド接続は専用ルータからLTEまたは固定回線
  • 通信距離:見通し10km(実測)
  • エリア拡大:中継局による最大12段ホップ
  • 通信費:LoRa区間は0円(専用ルータのLTEまたは固定回線は別途)
  • 管理:SR-IMAGEのクラウドで一元管理(PC・スマートフォン対応)

想定される活用シーンとして、工場や事業所の地下ピット、受変電設備、機械室のほか、物流倉庫・配送センター、オフィスビルや商業施設の地下駐車場、河川やため池の近くに立地する拠点などが挙げられています。

本記事はエヌエスティ・グローバリスト株式会社の発表をもとに作成しました。

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