JTBの予約管理システムがチャネルマネージャーAPIを提供開始
株式会社JTBが運営する体験アクティビティ予約管理システム「JTB BÓKUN」は、事業者の既存予約・発券システムとリアルタイムで相互接続する新機能「チャネルマネージャーAPI」の提供を開始します。
事業者は自社の基幹システムを切り替えることなく、単一のAPI連携を行うことで、JTB BÓKUNが接続する世界中の主要オンライン旅行会社(海外OTA)への在庫や価格の自動連動が可能になります。
背景と目的
訪日外国人観光客(インバウンド)の回復と拡大に伴い、国内の観光事業者にとってViator、Klook、Get Your Guideといった海外OTAを活用したグローバルな集客強化が不可欠となっています。
一方で、事業者が既存システムを維持したまま複数の海外OTAと個別にAPI接続を行う場合、開発コストや仕様変更への継続的な対応が課題となります。さらに、手動での在庫更新や配席管理に伴う二重予約(オーバーブッキング)のリスクも生じていました。JTBはこれらの課題を解決し、事業者の販路構築と業務効率化を両立させるため、今回の機能提供に至りました。
「チャネルマネージャーAPI」は、運用中の予約・発券システムを変更せず、JTB BÓKUNの販売ネットワークに接続するためのAPIです。主な特長は以下の通りです。
- 在庫・価格のリアルタイム自動連動
自社システムで更新された在庫数や販売価格は、JTB BÓKUNを介して接続先の各海外OTAへ自動送信されます。手動更新の手間を省き、一元管理によってオーバーブッキングの撲滅や間際需要の取り込みを実現します。
- 単一窓口による効率的なグローバル展開
海外OTA各社と個別にAPI開発を行う必要がなく、JTB BÓKUNという単一の接続口を介して世界中の主要販売チャネルへ商品を供給できます。
想定される利用例
独自の予約システムやチケッティングシステムを構築・導入している事業者を対象に、以下のような利用が想定されています。
- エンターテインメント施設(演劇・コンサート・スポーツ等):座席指定を伴うチケット販売で自社システムと連動し、海外OTA販売時にも自動配席を実施
- 交通事業者(鉄道・バス・船舶等):既存の予約・座席管理システムを維持したまま乗車券や周遊パスを海外OTAで販売し、インバウンド向けに販路を拡大
- 旅行会社・ツアーオペレーター:企画・管理するパッケージツアーやオプショナルツアーの在庫を連携し、主要販売チャネルでの販売網を構築
- 観光・レジャー施設:独自のバーコードで入場管理を行う施設において、海外OTAの予約と自社システムを連携し、統一された入場オペレーションを実現
今後の展望
JTB BÓKUNは本APIの提供を通じて、多様な業界の外部予約システムやチケット管理プラットフォームとのパートナーシップを順次拡大していく予定です。新たなサービスの提供により、国内外の事業者が世界中の旅行者へアクセスできる環境を整え、地域観光の活性化に貢献していくとしています。
JTB BÓKUNについて
- システム概要:ガイドツアーや体験アクティビティ運営事業者、DMO、観光協会などの観光事業者向け予約管理システム
- 展開経緯:2021年2月にトリップアドバイザーのシステム「Bókun」のライセンスを受け、日本国内で営業展開を開始
- 導入実績:1,400社以上のツアー&アクティビティ事業者に導入
- 主な機能:自社サイトでの体験型商品やツアーのオンライン販売・予約・決済の24時間対応、海外OTA(ViatorやGetYourGuide等)における予約在庫の一元管理、データマーケティング推進のための販売・顧客データの蓄積・分析
- 公式サイト:https://jtbbokun.jp/
本記事は株式会社JTBの発表をもとに作成しました。
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