アップルツリーとリエネ・エナジー、静岡県掛川市で系統用蓄電所を共同開発へ
株式会社フォーバルの連結子会社である株式会社アップルツリーは、株式会社リエネ・エナジーと静岡県掛川市において系統用蓄電所を共同開発することで合意した。定格出力約2MW、蓄電容量約8.2MWhの設備を整備し、2026年10月に着工、2027年度中の運転開始を予定している。
送電網に直結する系統用蓄電所を共同整備

国内では太陽光発電の導入が進む一方、需給バランスの調整が追いつかずに出力制御が発生する事象が生じている。日射条件に恵まれた中部エリアにおいても、昼間帯の余剰電力を蓄電して夕方以降のピーク需要に供給することが課題となっている。
今回計画されている系統用蓄電所は、送電網に直接接続し、余剰時の充電と不足時の放電を行うことで需給の時間的ミスマッチを埋める設備となる。
各社の強みを活かした役割分担
本プロジェクトにおいて、リエネ・エナジーはアセットオーナーおよび運営事業者として、用地開発、事業性評価、ファイナンス、系統連系協議、運転開始後の運営・管理を担当する。全国での発電所開発・運営の知見や東急不動産ホールディングスグループの再生可能エネルギーのバリューチェーンを活用する。
アップルツリーはEPC(設計・機器調達・施工)として受変電設備を含む一式の工事を担当する。太陽光発電や蓄電池事業で培った知見に加え、特定建設業許可(東京都知事許可(特-7)第158377号)を有する施工体制や、中部支店(名古屋市)を含む全国5拠点のネットワークを活かして構築を担う。
一般家庭約820世帯分の蓄電容量で系統安定化へ
蓄電所の容量約8.2MWhは、一般家庭約820世帯分の1日あたりの電力使用量に相当する(1世帯あたり10kWh/日で換算)。
太陽光発電の出力が需要を上回りやすい日中に充電し、発電量が低下する夕方から夜間の需要ピーク帯に放電する運用を想定している。これにより、再生可能エネルギーの出力制御の抑制、火力発電による需給調整の代替に伴うCO2排出量削減、変動性の高い再生可能エネルギー導入を支える電力系統の安定化といった効果が見込まれている。
両社は本プロジェクトを皮切りに、系統用蓄電所の共同開発を推進していく方針を示している。
関連会社概要
- 株式会社リエネ・エナジー
代表者:代表取締役社長 池内 敬 設立:2012年1月25日 所在地:東京都港区虎ノ門1-2-8 URL:https://www.reene-energy.co.jp/
- 株式会社アップルツリー
代表者:代表取締役社長 南谷 幸男 設立:2010年5月27日 所在地:東京都大田区平和島4-1-23 JSプログレビル5F URL:https://appletree-ws.co.jp/
- 株式会社フォーバル
代表者:代表取締役社長 中島 將典 設立:1980年9月18日 所在地:東京都渋谷区神宮前5丁目52番2号 青山オーバルビル14階
本記事は株式会社フォーバルの発表をもとに作成。
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