スイノワ、自社サイトとメール設定を無料点検できるセキュリティカルテ公開
株式会社スイノワは2026年11月5日、自社サイトとメールの公開設定を無料で点検できるツール「セキュリティカルテ」を公開した。経営者や総務・Web担当者向けに提供され、管理画面のIDやパスワードを必要とせず、URLを入力するだけで対策状況をチェックできる。
無料でWebサイトとメールの公開設定を点検
セキュリティカルテは、自社のURLを入力することで、Webサイトがブラウザーに伝えるセキュリティ設定と、自社を装ったメールへの対策状況をチェックするツールである。
結果画面では100点満点のスコアが表示される。さらに項目ごとに「放置すると何が起こり得るか」「最初に何を確認するか」「誰に頼めばよいか」が案内され、担当者への依頼文をコピーして社内や制作会社へ共有することが可能となっている。
チェック対象は、自社が管理するドメインまたは調査の許可を得たドメインに限られる。点検範囲はHTTPセキュリティ設定と、SPF・DMARCの公開情報であり、スコアは設定を点検する優先度の目安を示したもので、ウイルス感染の有無や情報漏えいを防げる確率を表すものではないとしている。
直近3か月で情報漏えい関連の公表が346件に上る背景
MM総研が2026年11月4日に公表した調査によると、国内の企業・団体などでサイバー攻撃による情報漏えい、またはその可能性が公表された事案は、8月に72件、9月に81件、10月に193件発生した。3か月の合計は346件となり、初報は1日平均約3.8件に上るという。同調査は同じ事案の続報をまとめ、最初に公表された月に1件とカウントしており、後日の調査で漏えいが確認されなかった事案も含まれる。
不正アクセスなどの事態に対して、専任のセキュリティ担当者がいない会社でも気になったその日に自社の状態を確認でき、困ったときには結果を見ながら相談できる場所を目指して開発された。
公開設定チェック指数に応じたレポートの案内は、スコアごとに以下の通り区分されている。
- 0~49点・赤:早急に担当者へ点検を依頼し、対応の優先順位を決める
- 50~79点・黄:指摘された設定を調査し、改善計画を立てる
- 80~100点・緑:確認範囲は概ね良好。個別に指摘が残っていれば、その項目を確認する
- 判定に必要な情報を取得できなかった場合:総合点を保留し、取得できた項目の結果と再確認の方法を表示する
レポートは画面上での確認のほか、印刷やPDF保存に対応する。メールアドレスを確認した利用者はメールでの受け取りも可能となっている。点数にかかわらず診断結果を添えてスイノワへ無料で相談できる体制も用意されている。なお、改善にかかる時間は設定や運用により異なり、即時の改善を保証するものではなく、100点であってもサイト全体の安全性を保証するものではないとしている。
- サービス利用URL:https://check.suinowa.com/
- 問い合わせ先(株式会社スイノワ):contact@suinowa.com
本記事は株式会社スイノワの発表、およびMM総研「サイバー攻撃による漏えい情報は10月末までに約3.8億件」「国内サイバー攻撃による情報漏えい動向調査」(2026年10月末時点、2026年11月4日公表、https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=745 )をもとに作成しています。
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