ハミングヘッズ、SePに三層分離環境で同時利用可能な2画面機能を搭載
ハミングヘッズ株式会社は、主要製品である「Security Platform(SeP)」に「2画面機能」を搭載したと発表した。自治体の三層分離環境において、LGWAN系統の端末でのインターネット閲覧や、インターネット系統の端末上でのLGWAN業務を同時に行いたいという需要に対応する。

背景にあるIT関連コストの高騰
三層分離環境を仮想化で実現する手法が広がる中、仮想化ソリューション大手のVMwareは、2023年末のBroadcom社による買収以降のライセンス体系見直しなどにより大幅な値上げとなった。ビジネス+ITによると「ライセンス費用が10倍程度に高騰」するなど負担が増加しており、CloudBolt社による2025年の調査では86%の組織がVMwareの利用規模縮小を計画しているとされる。
ハードウェア面でも、生成AIの需要拡大に伴う半導体供給不足の影響でパソコン価格が高騰している。Dell社は2025年12月からノートPCとデスクトップPCの価格を最大30%引き上げると発表した。また、MM総研の調査によると、2025年度の国内パソコン出荷台数は過去最大の約1,806万台だったものの、2026年度は価格上昇などの影響で1,123万台と大幅に減少する見込みとなっている。こうした状況下で、自治体においてもセキュリティや利便性を保ちつつ低コストで導入できる手法への関心が高まっている。
今回追加された「2画面機能」は、LGWAN端末上で業務を進めながらインターネットを閲覧するといった2系統の同時利用を可能にする機能である。既存環境の維持や機能性・操作性の向上を図りながら、大幅なコスト削減を伴って2系統の同時利用を実装できるとしている。特に既存のSePユーザーが「セパレートオプション」を保有している場合は追加購入が不要で、バージョンアップのみで利用が可能になる。
通信速度や接続速度を落とさず、機能制限も設けない構成により、VDIやセキュアブラウザを上回る操作性を目指した。通信経路についてはSePの機能により全ての通信をチェックするゼロトラストなセキュリティを担保している。
本機能の主軸は「アプリケーションごとの分離・ロックダウン」にある。これにより、1画面上に複数のポリシーを展開できるほか、業務を行うアプリケーションごとに適したポリシーを緻密に設定できる。
例えば、LGWAN用のポリシーでOfficeソフトを動かしながら、インターネット用のポリシーでブラウザを閲覧し、基幹系用のポリシーで業務ソフトを利用するといった、三系統を同時に利用する運用も可能になる見込みで、こちらは近日リリース予定とされている。

会社情報
- 会社名:ハミングヘッズ株式会社
- 住所:〒134-0083 東京都江戸川区中葛西5-38-8
- 事業内容:コンピュータプログラムの開発・販売及びコンサルタント業務
- URL:https://www.hummingheads.co.jp/
- 商品に関するお問い合わせ先:sales@hummingheads.co.jp
本記事はハミングヘッズ株式会社の発表をもとに作成。なお、記事中の市場データはCloudBolt社、Dell社、MM総研、ビジネス+ITの公表情報に基づいています。
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