チョイデジと山形大学、中小企業のデジタル定着に関する共同研究を2027年春開始へ
宮城県仙台市に本社を置くチョイデジ株式会社と国立大学法人山形大学 社会共創デジタル学環は、地域の中小企業におけるデジタル活用の定着をテーマとした共同研究を2027年春より開始する。
人手不足などを背景にデジタル技術を活用した業務改善が求められる一方、導入したシステムが現場に根づかない課題に対応する取り組みだ。山形県を中心とした東北の中小企業を主な対象とし、システム定着のプロセスやつまずきの要因を明らかにして地域社会へ還元することを目指している。
背景と研究の狙い
地方の中小企業では、ノーコード・ローコードツールの普及によってシステム導入のハードルが下がったものの、導入したシステムが現場に定着しない、特定担当者への依存、継続的な改善が進まないといった課題が顕在化している。現場の社員が自ら業務の仕組みを作り改善する「市民開発」を定着させるには、操作方法だけでなく、課題発見や改善の進め方、役割分担、学習や引き継ぎの仕組みを含めた検討が求められる。
本研究ではツールの活用を単なる開発手段ではなく、自ら小さな業務改善を続けるための「組織能力」として捉える。専任のIT人材がいない中小企業が、自ら業務改善を続けられる組織になるための要件やつまずきの原因について、インタビューや現場観察を通じて調査・分析を行う。
共同研究の概要
共同研究の体制や手法などは以下の通り予定されている。
- 研究テーマ:地方中小企業DXにおける「市民開発の組織的定着プロセス」の研究
- 研究手法:経営者・管理職・現場社員へのインタビューおよび支援現場の観察による質的研究
- 研究期間:約12〜18ヶ月を予定
- 体制:山形大学社会共創デジタル学環 共創プロトタイピングラボ(三冨研究室)×チョイデジ株式会社
山形大学 社会共創デジタル学環は、デジタル技術を活用して地域社会の課題解決や新たな価値創出に取り組む教育研究組織であり、本研究を担当する共創プロトタイピングラボ(三冨研究室)ではサービスや事業、社会システムのプロトタイピングを手がけている。
成果の還元と参画企業の募集
研究成果は、現場で使える「ノーコード・ローコードツール等のシステム定着の方法論」として体系化され、チョイデジ株式会社のソリューションとして開発・提供されるほか、地域向けにも公表される予定である。
また、本研究ではフィールドとして協力する東北地方の中小企業を募集している。システム導入後の活用や定着に課題を抱える企業に対し、インタビューなどの形での参画を呼びかけている。
チョイデジ株式会社の遠山晶之代表取締役は、現場で積み重ねた実践知と大学の学術的知見を掛け合わせ、地域企業が使える方法論として還元したい旨を述べている。また、山形大学社会共創デジタル学環 共創プロトタイピングラボの三冨敬太准教授は、「本研究を通じて、ノーコード・ローコードツールを地域の中小企業が無理なく活用し、現場の業務改善につなげていくための方法を検討し、地域の発展に資する知見として還元していきます」とコメントしている。
発表元の概要
チョイデジ株式会社は、「ちょっとずつ、ちょうどいいデジタル化。」をサービスコンセプトに掲げるITソリューション企業であり、創業以来、上場企業から中小企業まで70社を超える顧客と100件以上のプロジェクトを手掛けている。
- 社名:チョイデジ株式会社
- 代表者:代表取締役 遠山 晶之
- 所在地:【仙台本社】宮城県仙台市青葉区中央4-4-19 アーバンネット仙台中央ビル3階
【東京オフィス】東京都千代田区九段南1-6-5 九段会館テラス1階
- 電話:022-785-9002
- 公式HP:https://www.choidigi.com/
- 共創プロトタイピングラボ(三冨研究室)HP:https://co-prototyping-lab.jp/
本記事はチョイデジ株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



