認知症世界の歩き方をもとにした体験型展示が東京・名古屋・京都を巡回開催へ
特定非営利活動法人イシュープラスデザインは、書籍『認知症世界の歩き方』の世界観をもとにした体験型展示「認知症世界を歩いてみたら。展」を、東京、名古屋、京都の3都市で巡回開催します。
東京会場となる町田市民ホールでは、2026年12月16日から12月27日まで開催されます。本展は、認知症のある本人が見ている世界を視覚、聴覚、触覚、身体感覚といった五感を通して疑似体験できる内容で、参加費は無料です。

五感を通じて認知症当事者の視点を疑似体験
本展は、シリーズ累計30万部を突破した書籍『認知症世界の歩き方』の世界観をもとに、約100名の当事者の声から生まれた視点を体験型展示として再構成したものです。来場者は「旅人」として会場に入り、記憶や時間、空間の感覚の揺らぎや、思い通りにいかない感覚を巡ります。
展示では、知識として学ぶだけでなく体験を分かち合うことを重視し、認知症本人へのインタビューに基づくエピソードや日常の認知負荷に着目した複数の体験作品が設置されます。当事者と社会の間にあるイメージの壁を越えるため、本人の視点に立って想像し体験する機会を提供します。
鎌倉での初開催を経て3都市へ巡回






2026年のゴールデンウィークに鎌倉で初開催された際には、当初目標の2.8倍となる4,200名以上が来場しました。来場者アンケートでは、総合満足度4〜5点を付けた人が88.9%に達し(5点満点回答は55.7%)、98.6%が認知症に対して「何らかの認識変容を感じた」と回答したとしています。
来場者からは「職業柄、認知症を分かっていたつもりだった。しかし実際に体験すると、全然理解できていなかった」といった声が寄せられました。今回の巡回展では、記憶の症状だけでなく「時間の流れ方」や「身体感覚の変化」なども取り上げ、展示内容をアップデートした空間に進化させています。
なお、プロジェクト関連の展開として、2027年2月5日には映画『認知症世界の歩き方』の全国公開も予定されています。
各会場の開催概要

東京会場の最終日となる12月27日には、町田市役所にて町田市主催の「まちだDサミット」が同時開催されます。各会場の詳細は以下の通りです。
東京会場
- 会期:2026年12月16日(水)〜12月27日(日) ※休館日:12月21日(月)
- 時間:10:00〜18:00(最終入場 17:45)※12月16日のみ11時開場、12月27日のみ15時閉場
- 会場:町田市民ホール 第1・第2ギャラリー(4F)
- 住所:〒194-0022 東京都町田市森野2-2-36
- 対象:子どもから大人まで ※小学生以下のお子様は保護者の同伴が必要です
- 参加費:無料(要予約)
- 主催:issue+design / 共催:町田市 / 助成:日本財団 / 後援:東京都
名古屋会場
- 会期:2027年1月13日(水)〜1月24日(日) ※休館日:1月18日(月)
- 開場時間:10:00〜18:00(最終入場 17:45)※1月13日のみ11時開場
- 会場:電気文化会館 東ギャラリー(5F)
- 住所:〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄二丁目2番5号
京都会場
- 会期:2027年2月5日(金)〜2月14日(日) ※休館日:2月8日(月)
- 開場時間:10:30〜17:30(最終入場 17:15)※2月5日のみ12時開場
- 会場:京都文化博物館 展示室5-1・5-2 (5F)
- 住所:〒604-8183 京都市中京区高倉通り三条上る東片町623-1
主催団体について
特定非営利活動法人イシュープラスデザインは、東京都文京区に拠点を置き、代表を筧 裕介氏が務めるソーシャルデザイン組織です。デザインの力で社会課題の解決に取り組んでおり、認知症、地域づくり、教育、医療・福祉、防災、脱炭素などの領域で活動を展開しています。
本記事は特定非営利活動法人イシュープラスデザインの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



