子育て世帯の防災意識調査、子ども用備蓄ができている家庭は22.6%にとどまる
日本生活協同組合連合会は、妊娠中から未就学児を育てる全国の20~59歳の男女を対象とした「子育て世帯の防災意識に関する調査」の結果をまとめました。
調査によると、災害への備えを意識している世帯は65.0%に達した一方、子ども用の備蓄が「できている」と答えた人は22.6%にとどまることがわかりました。子ども用の防災用品をそろえたいという意向は高いものの、実際の準備状況との間には大きな開きが生じています。
災害・非常時への備えについて尋ねたところ、「十分に意識し、備えている」は9.4%、「意識はしているが、備えは不十分」は55.6%で、合わせて65.0%が意識していると回答しました。「あまり意識していない」は26.0%、「まったく意識していない」は9.0%でした。
末子がいる女性において「十分に意識し、備えている」と答えた割合は、末子1歳未満で7.0%、末子1歳以上3歳未満で4.7%、末子3歳以上で6.2%といずれも1割未満でした。
子ども用備蓄の完了率は2割強にとどまる
子ども用の備蓄に関しては、「できている」が3.8%、「ほぼできている」が18.8%で、合計22.6%でした。一方、「あまりできていない」は57.9%、「できていない」は19.5%となり、合わせて77.4%が十分に備えられていない状況が示されました。
女性の「できている」「ほぼできている」の合計は、末子1歳未満が17.9%、末子1歳以上3歳未満が13.4%、末子3歳以上が18.1%でした。また、末子がいる女性のうち「できていない」と回答した割合は23.4~26.9%で、末子がいる男性の14.9~17.5%を上回りました。
乳幼児向けの食の備えに課題と成長に伴う空白

用意している備えは、飲料水(57.4%)、懐中電灯(47.1%)、食料品(43.6%)、救急用品(43.2%)、大人用防災セット(42.2%)が上位となりました。子ども用のおむつは37.4%(末子1歳以上3歳未満の女性では54.2%)だったのに対し、液体ミルクや離乳食備蓄等の子ども・乳幼児向けの防災備蓄は21.6%にとどまりました。
乳幼児向けの防災備蓄を用意している女性の割合は、末子1歳未満で38.5%、1歳以上3歳未満で21.3%、3歳以上で9.3%と減少します。末子3歳以上の女性で子ども用の備蓄が「できている」と回答した割合は18.1%で、末子1歳未満の17.9%とほぼ変わらない水準でした。

高い準備意向と日々の負担による後回しの傾向
子ども用の防災用品を今後そろえたいかという問いには、「そう思う」が22.8%、「ややそう思う」が50.9%で、合わせて73.7%が意向を示しました。末子1歳未満の女性では「そう思う」が36.4%で準備意向は83.5%に達し、「できている」(17.9%)との間に65.6ポイントの差がありました。末子1歳以上3歳未満の女性でも66.1ポイントの差が見られます。末子3歳以上でも女性の74.7%、男性の61.9%が準備意向を示しました。
一方で、助けがあったら良いと感じる場面として「災害・非常時の備えができていないと感じるとき」を挙げた人は21.3%でした。1位の「子どもの体調不良で動けないとき」(61.5%)や2位の「自分の時間や休息がとれないとき」(54.7%)など日常の困りごとが上位となり、備えが後回しになっている可能性があります。


調査の概要
- 調査対象:妊娠中から未就学児を育てる全国の20~59歳の男女
- 調査期間:2026年9月14日~9月16日
- 調査手法:WEBアンケート
- 有効回答数:3,212件
- 実施主体:日本生活協同組合連合会(代表理事会長:新井ちとせ)

本記事は日本生活協同組合連合会の発表をもとに作成しました。

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