メナード、再帰性反射粉体で光の角度に関わらずタルミの影をカバーする効果を実証
愛知県名古屋市に本社を置く日本メナード化粧品株式会社は、独自開発した「再帰性反射」の特性を持つ球状粒子(再帰性反射粉体)を用い、様々な光の入射角においてタルミによる影を自然にカバーする効果を実証しました。
この効果は、タルミの凹みに入り込んだ光を反射させて影を埋める「オプティカル・フィリング」現象によるものと考えられています。研究成果は、2026年10月29日から30日に開催された2026年度色材研究発表会で発表されました。
開発の背景と「再帰性反射粉体」の仕組み
加齢に伴うほうれい線や目ぶくろによる深い影を隠す方法として、肌よりワントーン明るい色を重ねたりパール剤配合のパウダーを用いたりする手法があります。しかし、厚塗り感が生じたりタルミがかえって目立ったりすることもあり、自然な仕上がりと影を目立たなくする効果の両立が長年の課題となっていました。
メナードは光が入射した方向へ反射する特性に着目し、この原理を初めて化粧品原料に応用して独自の再帰性反射粉体を開発しました。斜め上方からの光が凹み部分に入り込み、内部で反射して影を埋めるように作用します。
動的な照明環境下での検証結果
天井照明や太陽光のように上方から光が当たる環境では、光の照射位置が高くなるにつれてタルミの溝部分に深い影が生じます。そこで、タルミを再現した顔マネキンを用い、正面水平方向を0度として斜め下方30度から上方75度まで入射角を動的に変化させる検証を実施しました。
隠ぺい力のないフェイスパウダーに再帰性反射粉体を配合したパウダーと未配合パウダーを比較したところ、未配合では入射角が大きくなると目ぶくろ部分の明暗差が顕著になった一方、配合パウダーでは明暗差が小さく抑えられることが確認されました。

人の肌を対象とした評価

30代〜50代の女性16名を対象に、実際の肌(目ぶくろ)でも効果が検証されました。日常の室内照明を想定した「斜め上方60度からの強い光(直接光)と、正面からの弱い光(間接光)が当たる照明」の下で撮影・解析を行った結果、配合パウダーは明暗差を小さくする一方で赤み(血色感)には差がなく、自然な仕上がりが保たれることが分かりました。
さらに、女性26名による印象評価においても、配合パウダーを塗布した肌の方が目ぶくろが目立たないと選ばれました。同社はこの技術を活用し、顔の向きや照明環境の変化に左右されず自然にタルミを目立たなくする新しいメイクアップ化粧品の開発につなげていくとしています。

発表企業について
- 会社名:日本メナード化粧品株式会社
- 所在地:愛知県名古屋市中区丸の内3-18-15
- 代表者:代表取締役社長:野々川 純一


本記事は日本メナード化粧品株式会社の発表をもとに作成されています。
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