Spinel、縦型切り抜き動画を自動量産する「Spinel Clip」を開発
東京都目黒区碑文谷2-11-6に本社を置く株式会社Spinelは、横長の本編動画から縦型の切り抜きショート動画を自動で量産するツール「Spinel Clip」を開発した。AIが切り抜く場面の選定と見出しの作成を行い、完成した動画はYouTube、TikTok、Instagramへ同じ日時で予約投稿できる仕様となっている。同社が制作・運用に関わるYouTubeチャンネルですでに運用されており、今後は外部提供を検討し導入相談の受付を開始した。
場面選定から3つのSNSへの予約投稿までを自動化
Spinel Clipは、横長の本編動画を選ぶだけで9:16の縦型動画を複数本まとめて作成するツールである。構図は上にチャンネルロゴと見出し、中央に本編、下に検索窓を配置する形式をとっており、対談やトーク番組でも画が崩れない設計となっている。ロゴ、色、書体などのデザインやライブラリはチャンネルごとに管理可能だ。
動画の切り抜きにおいては、AIが本編の文字起こしを読み、単体で見ても意味が通る区間を選定する。区間の終わりは文が言い切る位置に限り、話し手の息継ぎに合わせて切ることで、話の途中で終わる切り抜きを防ぐ。見出しについてもAIが4案を提案する。

また、直近7日間で再生数が伸びている順に並んだ公開中の中尺動画から順に切り抜く機能や、YouTube・TikTok・Instagramへの一括予約投稿機能を備える。設定により、ストックが投稿枠2週間分を下回った際に自動で切り抜きを作成し予約まで進めることも可能となっている。自社開発の動画レビューツール「Spinel Review」との連携機能も備えている。
Claude Codeを活用し約1か月で実装


ツールの開発背景には、切り抜き動画の量産に伴う編集作業や各SNSへの投稿作業、編集者との確認・修正といったコミュニケーションコストの増加という課題があった。
これに対し、Spinel Clipの開発ではAnthropic社のAIコーディングアシスタント「Claude Code」を全面的に活用した。現場の課題を伝えてAIがコードを書き、実際の案件で使いながら改善を進めるサイクルを回した結果、開発開始から自動で予約まで回る状態まで約1か月で実装された。
代表取締役の肥後橋 優斗氏は、作業をAIと仕組みに任せることで人が判断に集中できるようにしたと説明し、「社内で使ってきたこの仕組みを、同じ悩みを持つチャンネル運営者や制作会社にも届けたいと考え、外部への提供を検討しています」とコメントしている。
企業や制作会社向けに外部提供を検討
Spinelは、YouTubeの本編はあるものの切り抜きまで手が回っていない企業や、複数のチャンネルを担当する制作会社・運用代行会社での利用を想定し、外部への提供を検討している。提供形態や料金は導入企業の運用に合わせて相談しながら決定する予定で、導入に関する相談受付を行っている。
同社ではSpinel Clipのほか、動画レビューツール「Spinel Review」や、撮影素材から初稿をつくる「Spinel Edit」といった社内ツールの開発も進めており、編集から投稿までの効率化に取り組むとしている。
会社概要および問い合わせ先
株式会社Spinelの概要ならびに問い合わせ先は以下の通り。
- 本社:〒152-0003 東京都目黒区碑文谷2-11-6
- 代表取締役:肥後橋 優斗
- 公式サイト:https://www.spinel.jp/
- 問い合わせ担当:肥後橋(メール:info@spinel.jp)
本記事は株式会社Spinelの発表をもとに作成。
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