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河出書房新社が朝吹真理子の8年ぶり長編小説ゆめを発売

株式会社河出書房新社は2026年11月4日、朝吹真理子さんによる8年ぶりの長編小説『ゆめ』を発売しました。本作は朝吹さん自身が初めて装丁を手がけており、大江健三郎『宙返り』の直筆原稿の一部が取り入れられています。発売にあわせ、Web河出では小説冒頭の約18ページが無料公開されています。

著者が初めて装丁を担当 大江健三郎の直筆原稿もコラージュ

本作では、著者の朝吹真理子さんが初めて装丁を担当しました。後ろの見返しには、大江健三郎『宙返り』の直筆原稿の一部がコラージュされています。朝吹さんがNHKのETV特集「個人的な大江健三郎」の収録で東京大学の大江健三郎文庫を訪れた際、刊行作には残らなかった「眼の前の少年を見つめつつ夢を見ていた」という一文を含む原稿を目にし、自身の希望によって見返しに採用されました。

装丁の制作にあたっては、画家の佐藤允さんやファッションデザイナーの堀内太郎さんらの協力を得て、カバーや表紙、前後で異なる見返しなどが仕上げられています。

姉弟の夢が戦時下へつながる長編小説 冒頭の無料公開も実施

『ゆめ』は、子どもの頃から夢を交換していた姉の麦と弟の太郎の物語が、やがて太平洋戦争下の大磯へとつながっていく長編小説です。戦時下に閉じ込められた令嬢・あやめが登場し、現代の東京と弘前、戦時下の大磯と平塚を舞台に、夢と記憶が重なり合っていきます。朝吹さんが自身のファミリー・ヒストリーを初めて創作の足がかりとし、戦争や暴力、赦しの問題を描いています。

Web河出では、発売を記念して「太郎が夢をみている。おふとんのむこうから海がくる。」から始まる冒頭約18ページの試し読みを無料公開しています。

刊行記念トークイベントやサイン会を予定

書籍の刊行を記念した関連イベントも予定されています。青山ブックセンター本店では2026年11月7日に朝吹真理子さんと村田沙耶香さんによるトークイベントが開催されますが、すでに満員のため募集は終了しています。

また、紀伊國屋書店新宿本店では2026年11月27日に朝吹さんのサイン会が開催される予定です。

書籍情報

新刊の書誌情報は以下の通りです。電子書籍も同日に発売予定となっています。

  • 書名:ゆめ
  • 著者:朝吹真理子
  • 仕様:46変形判/上製/320ページ
  • 発売⽇:2026年11⽉4日
  • 税込定価:2,970円(本体価格2,700円)
  • ISBN:978-4-309-03290-0
  • 装丁:朝吹真理子
  • 発行:株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)

本記事は株式会社河出書房新社の発表をもとに作成しました。

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