テクニクスがTENDRE招き音響専門学生向けイベント開催 EAH-AZ100試聴も
テクニクスは8月2日、東京のbig turtle STUDIOSでワークショップ&リスニングイベント「Listen to the Emotion by Technics」を開催した。マルチプレイヤーのTENDRE氏とレコーディングエンジニアのyasu2000氏を講師に迎え、東放学園音響専門学校の学生を対象に楽曲制作の過程や音作りのこだわりを解説した。会場ではテクニクスの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ100」を使用した試聴体験も行われた。



楽曲「DOCUMENT」を通じた音作りの解説




ワークショップでは、TENDRE氏が普段の制作環境や楽曲制作について語った。具体的な作業の進め方として、2018年に発表した1stアルバム「NOT IN ALMIGHTY」収録曲の「DOCUMENT」を教材に取り上げ、エンジニアリングを手がけたyasu2000氏とともに当時の制作過程を振り返った。
両氏は完成版ミックスに加え、楽器別のパラデータを鳴らしながら、楽曲に込めた想いやエフェクト処理の狙いを開示した。ベースやシンセサイザーのアルペジオ、生のクラップと打ち込みのバランスなどについて意図が語られ、学生らはPro Toolsの画面に見入っていた。
Auracastを活用した同時ワイヤレス試聴
解説を踏まえ、参加者は「EAH-AZ100」を使用して「DOCUMENT」をフルサイズで試聴した。1つの音源を低遅延かつ高音質でシェアできるBluetoothの次世代ブロードキャスト規格「Auracast」を用い、全員が装着するAZ100に同一音源が同時ワイヤレス送信された。この技術は公共施設のアナウンスや映画館、劇場などでも活用されており、今後さらなる普及が見込まれている。


試聴後、yasu2000氏は「磁性流体が使われているだけあって、低域のメリハリが素晴らしい。僕がこだわったキックとベースの分離感がよく再現されています」と所感を述べた。TENDRE氏も「ミュージシャンが本来届けたい音に忠実で、ふくよかな印象です」と好感触を示した。

講師陣が語るイベントの意義とイヤホンの印象
ワークショップを終え、TENDRE氏は制作当時の気持ちや感覚を学生と共有できた喜びを述べ、yasu2000氏は制作する音にはすべて意味があることを伝えられたと振り返った。
また「EAH-AZ100」の印象について、TENDRE氏はレンジ感や音の分離感が心地よく違和感なく聴けた点を評価した。yasu2000氏も低域の分離の良さに加え、高域の解像度が高くボーカルと楽器のリバーブの違いなどが聞き分けやすい点を挙げた。
- 主催:パナソニック株式会社
- 運営:株式会社ナターシャ
- 実施日時:2026年8月2日
- 会場:big turtle STUDIOS
講師プロフィール:
- TENDRE(テンダー):ベース、ギター、鍵盤、サックスなどを演奏するマルチプレイヤー・河原太朗のソロプロジェクト。2017年12月にデビューEP「Red Focus」、2018年10月に1stアルバム「NOT IN ALMIGHTY」をリリース。2021年4月にシングル「PIECE」にてEMI Recordsよりメジャーデビューし、同年9月にメジャー1stアルバム「IMAGINE」、2025年10月にアルバム「TENDRE」を発表した。(https://tendre-jpn.com/)
- yasu2000(ヤスニセン):1999年に渡米しInstitute of Audio Research(I.A.R.)で学ぶ。ブルックリンのブッシュウィックスタジオ等を経て2005年に帰国後、origami PRODUCTIONSのハウスエンジニアとして活動。あいみょん、Original Love、TENDRE、U-zhaan、WONK、YONA YONA WEEKENDERS、luvなどの作品制作に携わっている。(https://bigturtle.info/engineer/)
本記事はパナソニック株式会社の発表をもとに作成。
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