AcompanyがCASにエンタープライズ向け管理機能を追加
株式会社Acompanyは、同社が展開するAI製品ブランド「Confidential AI Suite」にエンタープライズ向け管理機能を追加しました。第一弾として、機密情報をAIに渡して業務に活用できる「Acompany セキュアチャット」において、グループ管理や業務専用AIエージェントの統制機能などの提供を揃えました。これにより、数千人規模の企業でも部署ごとに管理を委任しながら、全社的なAI運用を一元管理することが可能になります。
管理機能拡充の背景
生成AIの業務利用が進む一方で、エンタープライズ企業が全社導入を進めるにあたっては、運用や統制の面で課題が存在していました。管理者の負担集中や、部署ごとに作成されたAIエージェントの所有者・公開範囲が不明瞭になる問題、社員が無断で外部AIを利用する「シャドーAI」の発生、さらには社内認証基盤(SSO)を前提とするセキュリティ審査への対応などが挙げられていました。

「Acompany セキュアチャット」は、プライベートモードにおいてConfidential Computing環境内で処理を完結させ、機密情報をそのまま扱えるAI活用を提供してきました。今回の機能拡充は、全社展開を見据えた顧客の要望や、情報システム部門のセキュリティ要件に対応するために実施されたものです。


追加された主な管理機能
今回提供された主な機能は以下の通りです。
- グループ管理:部署の階層を管理画面に再現でき、Excelでの一括作成・出力に対応。部署ごとに「グループ責任者」を設定して委任可能
- Gearsの棚卸し・統制:業務専用AIエージェント「Gears」を部署に紐づけ、公開範囲の管理や異動・退職に伴う持ち主の変更、ID表示に対応
- AIモデル・ツールの利用設定:組織ごとに利用可能なAIやWeb検索ツールを設定可能。機密情報を扱う組織向けにプライベートモデルのみに限定する運用や、SharePointの特定フォルダへのアクセス制限にも対応
- シングルサインオン・IP制限(認証オプション):SAMLやMicrosoft 365のアカウントによるログイン、IPアドレス制限に対応
- 操作履歴:階層変更やエージェント統制などの管理操作を記録
- 利用状況の確認:メンバー別・モデル別の利用状況やライセンス使用状況、契約更新日を管理画面で確認可能

想定される利用シーンと今後の展開
利用シーンとしては、事業所や部署ごとに責任者を置いて記録業務用のGearsを配る医療・介護法人や、経営企画などの機密情報を扱う部署から段階的に利用を開始し全社展開を進める企業などが想定されています。

今後は、人事システムなどとのアカウント自動連携(SCIM)や製品共通ログイン、Outlook・Teams、Google Workspaceとの連携を順次提供する予定です。また、今回の管理機能はエンタープライズ向けAIエージェント基盤「Acompany AIスタジオ」や、既存サービス向けに公開された「Acompany API」へも順次適用される方針です。
株式会社Acompanyについて
- 社名:株式会社Acompany
- 代表者:代表取締役CEO 高橋 亮祐
- 所在地:愛知県名古屋市中区栄二丁目1番1号 日土地名古屋ビル7階
- 設立:2018年6月
- URL:https://www.acompany.tech/
- 事業内容:Confidential AI(機密AI)に関連した製品・技術と、機密データ活用に関するコンサルティングサービスの提供
本記事は株式会社Acompanyの発表をもとに作成されています。
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