FlashLabs、OrcaRouterでE2E暗号化推論を提供開始
FlashLabs株式会社は、米国のAI研究機関Continuum AIが開発し、同社が日本市場向けに独占提供するAI推論ゲートウェイ「OrcaRouter」の新機能「Orca Connect」において、「E2E暗号化推論」の提供を開始したことを発表しました※1。ローカルGPU上で動くAIモデルをセキュアな共有AI APIとして公開できるOrca Connectに、プロンプトと応答をエンドツーエンドで暗号化する技術を追加した形となります※1。
Orca Connectは、2026年10月27日に提供を開始したコネクタで、Ollama、vLLM、LM Studioなどのローカル推論ランタイムを、ポート開放や複雑なネットワーク設定を行わずにOrcaRouterのカタログへ「local/マシン名/モデル名」として追加できる機能です※2。今回追加されたE2E暗号化推論により、中継サーバー(ハブ)がプロンプトや応答を一切見ることができない状態でローカル推論を利用できるようになります※1。
開発の背景と通信を保護する5つの仕組み
AIモデルの活用が進むなか、データを外部に出したくない、コストを抑えたい、オープンウェイトモデルを試したいなどの理由からローカル環境でモデルを動かすケースと、クラウド上のAPIモデルを利用するケースの間には接続の壁が存在していました※2。Orca Connectはこの課題を解消し、両者を同じAPIキーとエンドポイントで扱えるようにするために開発されました※2。
一方でローカル推論を外部と共有する際には経路上でのデータ取り扱いに関する懸念が生じることから、コミュニティの声に応えて開発されたのがE2E暗号化推論です※1。ゼロデータ保持(データ保持なし)をさらに進め、暗号学的に検証可能なエンドツーエンド暗号化推論を実現したとしています※1※3。
同機能は、ローカルモデルを共有・利用する際の通信レイヤーに以下の5つの仕組みを備えています※1。
- エンドツーエンド暗号化:中継ハブはプロンプトも応答も一切見ない仕様です※1
- 暗号学的ID検証:接続先のマシン(リグ)がどれかを正確に確認できます※1
- 署名付き推論レシート:すべてのリクエストとレスポンスが検証可能で、改ざんを検知します※1
- なりすまし防止:IDの変更を検知した場合は即座にブロックし、何も送信しません※1
- 平文プロンプトログはゼロ:利用者のデータ主権を保護します※1
なお課金体系について、ローカルのマシンが処理したレスポンスには X-Orca-Billed: false が付与され、リクエストは$0として記録されます※2。あらかじめ指定したホスト型モデルが代わりに応答したときのみ料金が発生します※2。
OrcaRouterの概要
OrcaRouterは、米国のAI研究機関Continuum AIが開発し、東京都千代田区に本社を置くFlashLabs株式会社(代表取締役:細井洋一)が日本市場向けに独占提供するAI推論ゲートウェイです。OpenAI互換のAPIを備え、単一のゲートウェイからAnthropic、OpenAI、Google Gemini、DeepSeek、Grok、Qwenなど200以上のLLM・生成AIモデルを利用できます。直近では、GPT-6.1 Sol、Claude Sonnet 5.5、Gemini 3.8 Flash、Grok 4.6、DeepSeek-V4.1-Flashなどの最新モデルが公開後まもなくカタログに追加されています。
提供元および開発元の概要
本サービスを提供する各組織の概要は以下の通りです。
FlashLabs株式会社
- 本社所在地:東京都千代田区一番町10番8号
- 代表取締役:細井洋一
- 設立:2023年7月
- 事業内容:AI応用研究所(Human-AI Hybridで営業・CXの自動化・自律化。OSS音声モデルChromaの開発元)
- URL:https://www.flashlabs.ai/
Continuum AI
- 概要:「次の10年の知能システムを支える基盤インフラを開発する研究機関(米国)」
- 事業内容:OrcaRouterの開発・提供
- URL:https://www.continuum01.ai/
本記事はFlashLabs株式会社の発表をもとに作成されています。
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