日本のスマホ端末価格はG20平均より安価傾向 ICT総研が海外比較調査結果を公表
株式会社 ICT総研は11月4日、スマートフォン・タブレット端末価格の海外比較結果をまとめた調査結果を公表した。物価高や円安が続く中、2026年10月時点(9月10日~10月9日)における端末のメーカー直販価格について、各国の購買力の差を考慮するため購買力平価(PPP)で日本円換算して比較を行っている。日本国内における端末価格は、G20平均と比べてスマートフォン・タブレットともに割安な傾向にあることが明らかになった。
調査結果によると、日本における2026年10月時点のiPhoneの端末価格は、G20平均の価格と比べて22~25%程度安い結果となった。対象機種の価格とG20平均との比較は以下の通りとなっている。
- iPhone18 pro:219,800円(G20平均-25.3%)
- iPhone18 ProMax:239,800円(G20平均 -25.1%)
- iPhone17:159,800円(G20平均 -23.5%)
- iPhone17e:124,800円(G20平均 -22.2%)
Androidスマートフォンについても、日本での端末価格がG20平均よりも安い傾向はiPhoneと同様だが、価格差は12%~26%程度と多少の幅がある状況となっている。対象機種の価格とG20平均との比較は以下の通りである。
- Google Pixel 11:136,800円(G20平均 -12.7%)
- Google Pixel 10a:79,900円(G20平均 -14.6%)
- Galaxy S26 Ultra:218,900円(G20平均 -26.5%)
- Galaxy Z Fold8:269,880円(G20平均 -26.1%)
- Redmi Note15 Pro5G:57,980円(G20平均 -26.9%)
- POCO M8 5G:36,980円(G20平均 -17.8%)
2026年6月発表の前回調査では、日本での端末価格とG20平均の端末価格は端末ごとの差が大きかったが、今回は端末ごとの価格差が縮まっているとしている。

タブレット端末の価格比較においても、2026年10月時点のiPadの日本での価格はiPhoneと同様にG20平均と比べて22~25%程度安い結果となった。



- iPad:74,800円(G20平均 -25.2%)
- iPad Pro:209,800円(G20平均 -23.1%)
- iPad Air:129,800円(G20平均 -22.6%)
一方で、他のタブレット端末の日本での価格は以下の通りとなり、iPadと比べるとAndroidタブレットは日本での端末価格とG20平均価格の差に幅が見られる。
- Galaxy Tab S11:193,380円(G20平均 -0.4%)
- OPPO Pad SE:23,220円(G20平均 -45.1%)
- Redmi Pad 2:30,980円(G20平均 -27.7%)
- Lenovo Yoga Tab:74,800円(G20平均 +0.1%)
Androidタブレットは2026年6月の前回調査時と比べて値上げしているモデルが複数あり、値上げのタイミングで他国での価格との差が生じた可能性があるとしている。
調査の概要
今回の調査における主な条件および調査対象国は以下の通りである。
- 調査期間:2026年9月10日~10月9日
- 対象価格:端末のメーカー直販価格
- 換算基準:IMFのImplied PPP conversion rateをもとに日本円換算(https://www.imf.org/external/datamapper/PPPEX@WEO/OEMDC/ADVEC/WEOWORLD/AUT)
- 調査対象国:G20構成国のうち、国ではない「欧州連合」と「アフリカ連合」を除く以下の国(日本、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ共和国、トルコ)
物価高や円安の傾向は当面は大きく変わらないと見られ、輸送費等が今後さらに上昇する可能性もある中、株式会社 ICT総研は今後の端末価格の動向についても注視していくとしている。
本記事は株式会社 ICT総研の発表をもとに作成。
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