ノックオンザドアと蘭越町、メディプランが地域医療の推進に関する連携協定を締結
ノックオンザドア株式会社、北海道磯谷郡蘭越町、株式会社メディプランは、2026年10月30日に「デジタル技術を活用した地域医療の推進に関する連携協定」を締結しました。三者はオンライン診療やオンライン服薬指導などを活用し、専門医療へのアクセスに課題を抱える地域において住民が必要な医療を受け続けられる仕組みの構築を目指します。今回の協定を起点に、蘭越町における新たな地域医療モデルの実証に向けた具体的な検討が進められます。

取り組みの背景と対象となる疾患
蘭越町では町内で受けられる医療に限りがあり、専門的な診療を必要とする場合は町外の医療機関に通う必要があります。高齢化が進む中、移動手段の確保や積雪の多い冬季を含め、継続して必要な医療を受けられる環境づくりが課題となっていました。
今回の取り組みでは、MCI、認知症、てんかん等の高齢発症疾患に対して専門的な診療を必要とする住民が、住み慣れた地域で必要な医療につながり続けられる環境づくりを検討します。具体的には、札幌立花病院(https://fukuwakai.or.jp/)、メモリークリニックとりで(https://memo-toride.jp/)と地域・専門医療機関をつなぐ診療体制の構築や実装検証等で協力を予定しています。地域の医療機関とも協調し、専門医療へのアクセスを補完する仕組みの構築を目指すとしています。
保健福祉センターを拠点とした診療体制の検討
現在検討されている地域医療モデルでは、蘭越町保健福祉センターを住民と専門医療をつなぐ拠点として活用します。遠方の医療機関まで移動することなく、保健福祉センターからオンラインで専門医の診療を受けられる環境の整備が検討されています。
オンライン診療の利用に不慣れな人に対しては保健福祉センターのスタッフが利用をサポートし、診療後はオンライン服薬指導を行って処方薬の配送へとつなげる仕組みを検討します。専門医による診療、薬剤師による服薬指導、薬の受け取りまでをつなぎ、通院や移動に伴う患者や家族の負担軽減を目指します。

なお、受診する医療機関および利用する薬局は患者自身により選択できます。
実証事業における各者の役割
三者がそれぞれの強みを持ち寄り、既存の地域医療を補完することで持続可能な仕組みの構築を目指します。実証事業における各者の役割は以下の通りです。
- 蘭越町: 地域課題の把握、地域住民および関係機関との調整、実証事業に必要な行政的支援
- 株式会社メディプラン: オンライン服薬指導や処方薬の配送等を担うとともに、地域に必要な薬局機能の検討
- ノックオンザドア株式会社: 本事業全体のディレクションと検証、オンライン診療システム「nana-medi」の提供・運営、関係機関との調整

今後の展開と関係者のコメント
取り組みは蘭越町で試行的に導入し、有効性や運用上の課題を検証することから開始されます。蘭越町で得られた知見をもとに持続可能な仕組みへと発展させ、北海道内の他地域や全国への展開につなげていく方針です。

蘭越町の金 秀行町長は、都市部への通院が難しい人にとって大きな助けになるとし、町民が安心して暮らせるまちづくりの一助となることへの期待を寄せています。
東京都千代田区に本社を置き代表取締役社長を務めるノックオンザドアの林 泰臣は、「患者さんやご家族にとって、必要な医療がもっと身近になるよう、一つひとつ取り組みを重ねてまいります。」とコメントしています。

なお、ノックオンザドア株式会社と株式会社メディプランは、スギ薬局グループの一員です。
本記事はノックオンザドア株式会社の発表をもとに作成しています。
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