ソラミチシステムとネグジット総研、電子薬歴とレセコンの一体型システムを提供開始
株式会社ソラミチシステムは、株式会社ネグジット総研と共同開発を進めてきた電子薬歴とレセプトコンピュータ(レセコン)の一体型システムの提供を9月1日に開始した。同社が提供するクラウド薬歴「CARADA 電子薬歴 Solamichi」と、ネグジット総研が提供するレセコン「調剤くんV8」を連携させたシステムとなる。薬局における服薬指導や薬歴記録から会計・請求業務までの業務を円滑にし、業務効率化と負担軽減を支援する。
開発の背景と薬局現場の課題
近年、医療ニーズの多様化などに伴い、薬剤師には調剤業務に加えてかかりつけ機能を含めた服薬管理や継続的なフォローアップなど、患者に寄り添った対人業務の重要性が高まっている。
一方で、電子薬歴とレセコンを別々に運用している薬局現場では、同じ情報を両方のシステムに入力する二重入力の手間や業務の煩雑さ、ヒューマンエラーへの懸念が課題となっていた。ソラミチシステムとネグジット総研はこうした状況を受け、2025年11月より一体型システムの開発を進めていた。
一体型システムによる連携機能
提供を開始した一体型システムでは、電子薬歴とレセコンのデータ連携により、服薬指導や薬歴記録から会計・請求業務までの一連の薬局業務をスムーズに行うことができる。
主な特徴は以下の通り。
- 電子薬歴とレセコン間における患者の引継事項の双方向共有
- 電子処方箋データとの連携に対応
- 二重入力の解消や業務オペレーションの簡素化
これらにより、薬剤師が対人業務に充てる時間を確保できる環境づくりを支援するとしている。
CARADA 電子薬歴 Solamichiの概要

「CARADA 電子薬歴 Solamichi」は、患者の症状や処方内容、指導履歴などを記録できるクラウド型の電子薬歴システムで、2021年度グッドデザイン賞を受賞している。併用に注意が必要な薬剤の確認支援機能や、患者への服薬指導内容のナビゲーション機能を備える。
さらに、服薬フォロー機能やトレーシングレポートの作成サポート機能に加え、服薬指導の会話を生成AIでテキスト化して自動反映する「AI音声入力」機能も提供されている。なお、AI音声入力は薬剤師と患者の会話の議事録を作成するオプションサービスであり、会話内容によっては生成文章が薬歴の要件を満たさない可能性があるため、薬剤師による確認が必要とされている。
本記事は株式会社ソラミチシステムの発表をもとに作成。
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