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イツノマが伴走する高校生チームがみらい育成アワード2026でグランプリを受賞

宮崎県児湯郡都農町の株式会社イツノマは、一般財団法人三菱みらい育成財団が主催する「みらい育成アワード2026」のカテゴリー2(対象:教育事業者)において、最高賞であるグランプリを受賞した。同社が伴走する高鍋町の高校生まちづくりチーム「NABEGO(ナベゴー)」による1年間の実践が評価された。表彰式は2026年9月26日(土)に東京都内のJPタワーホールで開催された。

同アワードは、2025年度に同財団へ応募した123件の中から助成事業として採択された9団体の1年間の実践を対象に、最も優れた活動を表彰するものだ。

駅再生を機に結成された高校生まちづくりチーム

高鍋町は宮崎県中部の児湯郡に位置する人口18,376人の町で、児湯郡で唯一、高校(高鍋高校・高鍋農業高校)がある。取り組みの発端は、町がJR九州から取得した高鍋駅の再生事業だ。駅の指定管理者である高鍋町観光協会からにぎわい創出企画の委託を受けた株式会社イツノマが、駅の利用者に高校生が多い点に着目し、高校生が居心地よく関われる場づくりを提案した。

高鍋町、高鍋町観光協会、高鍋高校、高鍋農業高校の理解と支援を得て、2024年9月より高校生まちづくりチーム「NABEGO」が活動をスタートさせた。

高鍋高校の生徒約20名を中心とするチームは、JR高鍋駅で毎月第2日曜日に高鍋町観光協会と共同でマルシェ「かぐちの月市(つきいち)」を継続開催している。企画、出店者募集、商品仕入、イベント準備、当日の運営、情報発信までを生徒が中心となって担い、高鍋農業高校の生徒による野菜や加工品の直接販売も行われている。初開催から通算17回を数え、延べ3,000人以上が来場した。

また、動画制作のプロフェッショナルである「RICEメディア」と提携し、町の人や店舗を取材して1分間のショート動画で発信する「ナベゴーメディア」も展開している。これまでに合計16本を公開して累計40万回以上再生を記録した。同アワードの講評では、マルシェ運営による価値創出や稼ぐ体験に加え、映像発信の反響、高校生と大人がフラットに協働して課題解決と人材育成を同時に進める先駆的な取組みとして高く評価された。

中学生リーダー育成や法人化を見据える今後の展開

助成2年目となる2026年度は、児湯学友団コンソーシアム協議会(事務局:高鍋高校)から受託した児湯郡5町の共同出資による中学生リーダー育成プロジェクトにも取り組んでいる。児湯郡5町9校の中学生18名が参加し、2026年10月17日・18日には「こゆ未来キャンプ」が開催されたほか、川南町で2026年11月14日に「こゆ未来ワークス」の開催が予定されている。2027年3月7日(日)には高鍋高校体育館で「こゆ未来サミット」を開催する計画だ。

さらに助成3年目となる来年度には一般社団法人の設立を目指し、高校生が主役のまちづくりを自走させ、高鍋町から全国へと広げていく予定としている。

取り組みに対する関係者の声

受賞にあたり、高鍋町の黒木敏之町長は「南九州の小さな城下町から、こうした挑戦が生まれていることを誇りに思います」と述べた。

また、NABEGOの2代目代表を務める高鍋高校3年の丸山絢葉は、地元企業との共同企画や販売など学校ではできない体験を通じ、教室以外の新しい居場所が見つかったことがプラスになっているとコメントしている。株式会社イツノマ代表取締役の中川敬文は、2人から始まったチームが約20名に広がったことに感謝を示し、今後も高校生たちと協働して町を盛り上げていく考えを語っている。

株式会社イツノマ 概要

  • 所在地:宮崎県児湯郡都農町4822番地1YARD1927
  • 代表者:代表取締役 中川敬文
  • 設立:2020年
  • 事業内容:まちづくりと教育を横断する企画・設計・運営
  • URL:https://itsunoma.co.jp/

本記事は株式会社イツノマの発表をもとに作成されています。

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